中国国家統計局が1月20日発表した2013年の国内総生産(GDP)成長率は物価上昇分を除いた実質で 7.7%となった。
政府目標の7.5%を上回った。
四半期 年間 目標 2012 1Q 8.1 7.8 7.5 2Q 7.6 3Q 7.4 4Q 7.9 2013 1Q 7.7 7.7 7.5 2Q 7.5 3Q 7.8 4Q 7.7
会見した国家統計局の馬建堂局長は、「中国経済は、安定して前進し、よい方向に向かって発展していることを示している」と述べ、中国経済は政府の意図どおりに成長しているという見方を示した。
2014年の見通しについては、投資は省エネや環境保護事業、それに内陸部で必要とされる交通インフラの整備などに支えられて比較的高い成長が維持され、消費もゆるやかに拡大するとした。
その一方で、中国経済の課題として、技術の遅れた生産施設を廃棄することや、地方政府の債務のリスクへの備えを強化することなどを挙げ、「中国経済は依然として解決しなければならない問題を抱えている。1に改革、2に改革。改革こそが経済を安定的に成長させていくために重要だ」と述べた。
GDPは名目で56兆8845億元(約980兆円)となり、現在の為替レート換算で日本のGDP(480兆~490兆円)の約2倍に達する見通し。
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