LyondellBasell、安価なシェールガス利用し、休止メタノールプラントを再稼動

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LyondellBasell は1月2日、テキサス州Channelviewのメタノールプラントが2013年第4四半期に再稼動したと発表した。

主原料の天然ガス価格の高騰により2004年以来休止していたが、低コストのシェールガスを利用し、再開した。
能力は年産 780千トン。

 

LyondellBasellは2011年12月8日に投資家説明会を開催し、現状と今後の戦略を説明したが、今後の成長戦略のなかで、米国で安価なエタンを使用したエチレンの増強などとメタノール再稼働を明らかにした。

2011/12/20   LyondellBasellの成長戦略

シェール革命により、米国の石油化学は蘇生した。天然ガス価格の下落により、生産コストは激減する。

LyondellBasellの説明会資料では、エチレンやメタノールのコストの有利性は下記の通り変化した。

  エチレン
 

 

  メタノール
 


エチレンについては、2011年12月にはChannelviewとLa Porteでの増強を発表していたが、2013年3月にCorpus Christiでの増設計画を明らかにした。
いずれも2014年~2015年に完成する。

  2011年12月8日発表 現在の計画
千トン
既存能力
千トン
原料 計画(千トン)
Channelview, TX  1,750 flexible 原料エタン増強
エチレン若干増強
エチレン +110
La Porte, TX 790 Gulf Coast NGL エチレン +390 エチレン +390
Corpus Christi, TX 770 Flexible   エチレン +360   
Morris, IL 570 Midwest NGL エチレン/プロピレン
 若干増強
 
Clinton, IA 480 Midwest NGL
エチレン合計 4,360     エチレン +860
プロピレン 450 Methathesis Channelview +230  
230 Refinery grade    


ーーー

米国では安価なシェールガスを利用する 大型石化計画が相次いでいる。

 

 

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