石油資源開発(JAPEX)は2013年3月、マレーシアの国営石油会社 Petronasとの間で、Petronasが推進するカナダBritish Columbia 州でのシェールガス開発・生産プロジェクトおよび同州西海岸で検討中のLNGプロジェクトに参画することで基本合意したと発表した。
North Montney地域のAltares、Lily、Kahta鉱区でシェールガスを開発し、パイプラインでPrince Rupert 市のLelu島に運び、年1,200万トンのLNGプラントでLNGにして輸出する計画。
この計画は、カナダのProgress Energy Resources Corporationが行っていたものだが、Petronasは2011年6月にシェール鉱区の権益の50%を取得し、その後2012年6月に、PetronasはProgressを55億カナダドルで買収することで合意し 、年末に取得した。
JAPEXはシェールガス鉱区の10%権益を取得するとともに、同州西海岸におけるPacific Northwest LNG Projectの10%権益と同権益比率相当のLNG(120万トン/年)を引き取る権利を併せて取得した。
LNG計画は2014年末までに最終決定を行い、2018年末には最初の出荷を行う予定。
能力は年産600万トンの2系列、計1200万トンで、あと1系列追加のオプションがある。
2013/3/7 石油資源開発、カナダのシェールガス開発計画及びLNG計画に参画
Petronasはその後も参加者を募った。
2013年12月、Petroleum Brunei がこの計画に3%の出資を行った。
インド最大の石油会社 Indian Oil Corporation Limited (IOCL) は2014年3月7日、Petronasとの間で、シェールガス開発とLNG計画に10%参加し、生産するLNG年間1,200万トンの10% 120万トンを20年間引き取る契約に調印した。本計画の主体の構成推移は下記の通り。
Progress Energy Resources
→
参加
Progress Energy Resources 50% Petronas 50% →
買収
Petronas
→
参加
Petronas 77% Japex 2013/3 10% PetroBRUNEI 2013/12 3% IOCL 2014/3 10%
IOCLはインド東南部のチェンナイの北方のEnnoreに年500万トン能力の再ガス化ターミナルの建設を決めている。
付記 その後、Sinopecが15%の出資の交渉を行っていると報じられた。
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両社は2012年10月、米国のCarrizoが Niobrara shaleにもつ権益の30%を取得する契約に調印した。
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