経済産業省は7月16日、2013年度のエチレンセンター11社の収益状況を発表した。
エチレンセンター11社の石油化学部門の売上高は、経済政策及び金融政策を受けた円高の是正による輸出増加や内需の回復、原燃料価格の上昇を受け販売価格を是正したこと等により、5兆3052億円と前年同期に比べ 21.0%の増加となった。
経常利益については、円高の是正による為替差益の発生、市況の上昇等により、1548億円と、前年同期に比べ約2.3倍の大幅な増加となった。
損益の過去の推移は以下の通り。(億円)
年度 経常損益 営業損益 単独 単独 連結 2000 913 - 1,338 01 75 211 643 02 431 613 1,236 03 654 709 1,380 04 2,132 2,156 3,338 05 1,753 1,770 2,946 06 2,725 2,455 3,856 07 2,108 1,900 2,973 08 -1,825 -2,016 -2,034 09 -94 3 338 10 749 689 1,768 11 1,002 705 1,994 12 679 460 839 13 1,548 1,443 2,112
集計対象は下記の通り。大阪石油化学は三井化学子会社のため、実質10社である。
エチレンセンター 11社 単独ベース 連結ベース 10社の下記部門 旭化成ケミカルズ 旭化成 ケミカル部門 出光興産(石油化学部門) 出光興産 石油化学製品部門 昭和電工 昭和電工 石油化学部門 JX日鉱日石エネルギー(石油化学部門) JX日鉱日石エネルギー 石油化学部門 住友化学 住友化学 基礎化学部門、石油化学部門 東ソー 東ソー 石油化学部門 東燃化学 東燃ゼネラル石油 石油化学事業部門 丸善石油化学 丸善石油化学 (全社) 三井化学 三井化学 石化、基礎化学品、機能樹脂部門 大阪石油化学 三菱化学 三菱ケミカルHD ケミカル、ポリマーズ
単独ベースで、出光とJXは記載部門のみ、他は全社。
連結ベースは、連結対象会社の変更等があるので、前年度と単純な比較は出来ない。
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