Ineosは8月18日に、PEDL 133鉱区の権益の51%を取得し、初めてシェール開発に参加すると発表した。
2014/8/22 Ineos、スコットランドのシェールガス開発に参加
Ineosは9月28日、開発地域に対して総額25億英ポンド(約4400億円)を支払う計画を発表した。
2014/10/3 Ineos、英国でのシェール開発反対を抑えるため大盤振る舞い
Ineosは10月13日、スコットランドのシェールガスの鉱区PEDL
162の80%の権益をスイスのReach Coal Seam Gas Limited から取得した。
今回取得したPEDL 162は、8月に取得したPEDL
133に隣接しており、面積は400km2、IneosのGrangemouth
石油精製・石油化学コンプレックスに近い。
Ineosは鉱区のオペレーターとなり、最初の探査作業の資金を出す。
同社では同鉱区が経済的に成り立つかどうかはテストしないと分からないとするが、Midland Valley 地域には十分なシェールガス、シェールオイルがあるとする 本年6月のBritish Geological Survey を引用した。
Ineosは2012年9月、欧州のエチレン原料用にエタンを輸入するため、米国のRange Resourcesとの間で、2015年からエタンを購入する契約を締結した。
欧州のエチレン事業の原料の多様化を図るもので、欧州のエチレンメーカーとしての競争力を強化するものになるとしている。
当面、ノルウェーのRafnes 工場とスコットランドのGrangemouth 工場で使用する。
Grangemouth complex では石化の原料及び燃料として使用する。現在、米国からのシェールガスエタンを輸入するためのインフラを建設中。
2012/10/2 Ineos、米のシェールガスからのエタンを欧州のエチレン原料用に輸入
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