財務省は2月9日、2014暦年の国際収支速報を発表した。
経常収支は、前年より18.8%減の2兆6266億円の黒字で、黒字額は比較できる1985年以降で最少となった。
単位:億円 |
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2014年 |
2013年 |
増減 |
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輸出(決済ベース) |
741,225 |
678,290 |
62,936 |
自動車や科学光学機器を中心に輸出が増加したものの、
液化天然ガスや半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回った。 |
輸入(決済ベース) |
844,862 |
766,024 |
78,839 |
(貿易収支) |
(-103,637) |
(-87,734) |
(-15,903) |
貿易赤字 過去最高 |
サービス収支 |
-30,932 |
-34,786 |
3,854 |
「旅行収支」が過去最少の赤字となったほか、「知的財産権等使用料」が過去最大の黒字 |
(貿易・サービス収支) |
(-134,569) |
(-122,520) |
(-12,049) |
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第一次所得収支
(投資収益、雇用者報酬、その他) |
180,712 |
164,755 |
15,957 |
直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加
証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益も増加 |
第二次所得収支
(個人間移転) |
-19,877 |
-9,892 |
-9,985 |
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経常収支 |
26,266 |
32,343 |
-6,077 |
経常収支 過去最小 |
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通関ベースの貿易統計については、 2015/1/27 2014年 貿易統計
過去の推移は下記の通り。
今後については、原油安の影響で貿易赤字が縮小し、経常収支の黒字が拡大するとの見方が多いが、原油価格の動向次第では再び輸入額が増大する可能性があるし、輸出が低迷し、経常赤字が定着するとの観測もある。
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