世界の原子力発電開発の動向

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日本原子力産業協会は4月8日、2015年1月1日現在の世界の原子力発電開発の動向を発表した。
  http://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/about/publication/doukou2015-press_release.pdf

世界で運転中の原子力発電所は431基、3億9223万kWだった。

  運転中 建設中 計画中 合計
出力 基数 出力 基数 出力 基数 出力 基数
合計 392,228千kW 431 79,370千kW 76 121,440千kW 107 593,036千kW 614
前年 386,356千kW 426 83,987千kW 81 112,920千kW 100 583,263千kW 607

2014年にスタートしたのは6基で、このうち5基が中国、1基がインドである。
米国で2014年末にVermont Yankee原発 1基が閉鎖された

中国では、陽江1号機、寧徳2号機、紅粉河2号機、福清1号機、方家山1号機が稼動、いずれも第二世代改良型である。

中国はこれで運転中が22基 20百万kW、建設中が26基 28百万kW、計画中が30基 32百万kWとなる。
(更に、表では建設中となっている方家山2号機が2015年に入り操業を開始している。)

2012年10月時点では稼働中は15基であった。その後、寧徳1号、紅粉河1号が稼動、昨年の5基と本年に入っての1基で、現在の稼動は23基となる。

 2012/10/29 中国が原発建設再開を宣言 
 

運転中の原発がない国では、UAEが3基を、ベラルーシが2基を建設中。(UAEは更に1基を計画)

このほか、下記の各国が計画中。
 
  トルコ(8基)、ベトナム(4基)、インドネシア(4基)、バングラデシュ(2基)、ヨルダン(2基)、
  エジプト(2基)、リトアニア(1基)、イスラエル(1基)、カザフスタン(1基)


主な国の状況は下記の通りで、中国(とインド)が突出している。

 出力  
 
 基数  
 

 

 

この表では日本は運転48基、建設4基 計画8基となっている。

大震災前の54基から廃炉の福島第一の6基を除いたもの。
2015年に入り、敦賀1号、美浜1-2号、島根1号、玄海1号の5基の廃炉が決定しており、これを除くと、43基となる。

建設中は実際は3基
 電源開発大間1号、東電東通1号、中国電力島根3号

計画中は8基
 東北電力東通2号、東電東通2号、中部電力浜岡6号、日本原電敦賀3-4号、中国電力上関1-2号、九電川内3号 

当初計画された3基は中止された。
 東電福島第一 7-8号、東北電力浪江小高1号



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