Jacobs Engineering
Groupは6月16日、サウジの"InoChem"がYanbu Industrial City
に建設するソーダ灰と塩化カルシウム工場のPMC( Project Management
Consultancy)サービスの契約を締結したと発表した。Jacobs
は本計画の構想段階から参加している。
"InoChem"の正式名はKhair
Inorganic Chemical Industries Co. で、IDEA International for Investment
and Development Company、MEDA Chemical Group や、実業者グループや投資会社などが出資している。
("InoChem"
の設立準備段階の法人名は IDEA Soda Ash & Calcium Chloride Co. :ISACC )
能力はソーダ灰が年産30万トン、塩化カルシウムが
同30万トンで、2018年初めの生産開始を目指す。
工場は先進的は設備とリサイクル設備を備え、最高レベルの環境保護とコスト低減を目指す。
ソーダ灰の生産は湾岸地区では初めてで、ソーダ灰と塩カルの能力各30万トンはMENA地区(中東及び北アフリカ)では最大となる。
サウジのソーダ灰の需要(ガラス、洗剤、無機化学品等)は2013年が394千トンだが、2018年には627千トンと予想されている。同様に石油・ガス田で使われる塩カル需要は2013年が165千トンで、2018年には187千トンと予想される。
現在はいずれも海外から輸入されている。
2NaCl (工業塩)+ CaCO3 (石灰石)→ Na2CO3 (ソーダ灰)+ CaCl2 (塩化カルシウム)
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