日銀の新しい消費者物価指数

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日銀は金融経済月報の7月号に消費者物価指数の新指標を掲載した。

天候に左右され、変動が大きい生鮮食料と、昨年以来の原油安の影響が大きいエネルギーを除いたもの。


総合

コア

 

コアコア

 

その他全て
(酒類を含む)

日銀 新指標

総合(除く生鮮食品・エネルギー)

  その他食品(酒類を除く)

食品(酒類を除く)
  ガソリン                    エネルギー エネルギー
  電気・都市ガス・プロパンガス・灯油 
生鮮食品(天候に左右され、変動が大きい) 生鮮食品 生鮮食品


 

「除く生鮮食品・エネルギーの前年比をみるとこれによると、昨年2月をピークに緩やかなプラス幅の縮小を続けたあと、1~2月をボトムに再び伸びが高まってきている。」 (同月報)

コアコアCPIとの違いは、生鮮食料以外の食料を含んでいることだが、最近は円安によりこの分野での値上がりが大きい。

「食料工業製品は、昨年7月をピークにプラス幅が緩やかな縮小傾向にあったが、4月以降は、個人消費が持ち直すなかで、為替相場の動きによるコスト高の転嫁を背景とした価格改定が幅広い品目(牛乳、ヨーグルト、インスタントコーヒー等)でみられたことから、プラス幅が再び拡大している。」(同月報)

輸入価格アップのコスト高を転嫁する物価上昇は、メーカーの利益にも、消費者の利益にもならず、好ましいものではない。




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