BPは9月14日、寧夏宝塔石化集団傘下の寧夏宝塔化繊(Ningxia Baota Chemical Fibre)にBPの最新のPTA技術をライセンスする契約を締結した。
寧夏宝塔化繊は寧夏回族自治区の寧夏寧東能源化工区(Energy and Chemical Zone)に120万トンの工場を建設し、2018年に稼動させる。
この技術は従来のものに比べ資本や運営コストが大幅に抑えられ、エネルギー効率が高く、水使用量も少ないという優れた特徴を有する。
BPはこの技術で、2015年7月に広東省珠海のBP Zhuhai (BP 85%、Zhuhai Port Co.:旧称富華集団 15%)の第3工場125万トンをスタートさせている。
(第1、第2系列合計で150万トンの能力であったが、第2系列のデボトルネッキングで20万トン以上の増強を行い、合計能力を170万トンにしている)
2012年7月にはインドの JBF Petrochemicals にこの技術をライセンスし、JBFはSpecial Economic Zone in Mangaloreに125万トンのプラントを建設、2014年末に生産開始した。
更に2015年8月末に、OmanのOman International Petrochemical Industries (OMPET) にライセンスした。
OMPETは、Oman Oil 60%、LG International 20%、Takamul Investment Company 20% のJVで、OmanのSoharに110万トンの工場を建設する。
他に、PET 工場(500千トン)も建設する。
今回のライセンスは3番目のものとなる。
コメントする