カナダ競争法による自動車部品カルテル摘発 

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ショーワは4月4日、カナダにおける自動車用部品(ピニオンアシストタイプ電動パワーステアリング製品)の価格カルテルで、オンタリオ州の裁判所で4月1日に13百万カナダドル(約11億円)の罰金支払を命じられたと発表した。

同社は2014年4月に米国でも価格カルテルで有罪を認め、罰金1990万ドルの支払いに同意した。
また、2014年10月には本件で
ショーワの元役員が起訴されている。

ショーワは1938年に昭和航空精機として設立、航空機部品を製造した。
戦後、1946年に昭和製作所と改称し、自動車部品の製造を開始した。

1993年に精機技研工業と合併し、ショーワに改称した。

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自動車部品カルテルを巡っては、米国ではこれまでに37社(日本企業32社、外国企業5社)が合計2,629百万ドルの罰金を支払っている。

また、日本人54名と外国人1名の55名が起訴され、うち30人(うち外国人1名)が禁固刑と罰金刑を受けている。

最終リスト


カナダでも摘発が続いており、今回で7社となる。

対象製品 裁判所 罰金(C$)
古河電工 2013/4/4 自動車部品 オンタリオ州 500万
矢崎総業 2013/4/18 ワイヤーハーネス オンタリオ州 3,000万
ジェイテクト 2013/7/12 ホイールハブユニットベアリング ケベック州 500万
日本精工 2014/1/31 自動車用軸受 ケベック州 450万
パナソニック 2014/2/20 自動車部品 オンタリオ州 470万
デンソー 2014/8/20 ボデーECU
電装品や電源を制御するコンピュータ部品)
オンタリオ州 245万
ショーワ 2016/4/1 電動パワーステアリング製品 オンタリオ州 1,300万
合計 6,465万

現在の1C$は約85.5円のため、罰金合計は約55億円となる。



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