Lotte Chemical が主導するウズベキスタンと韓国の石化JVのUz-Kor Gas Chemical は5月21日、現地で完工式を行った。
Uz-Kor Gas Chemical はSurgil ガス田の45億立方メートルのガスを処理し、エチレン/HDPE 387千トン、プロピレン/PP 83千トン、分解ガソリン102千トンなどを生産、発電した電気の余剰分を外販する。37億立方メートルのガスも外販する。
製品は中央アジアやロシアのほか、中東や北アフリカの顧客に供給する。
Surgil ガス田の埋蔵量は1300億立方メートルで、液化天然ガス換算で9600万トン、原油換算で8億3000万バレルに上る。
ロッテグループの辛東彬(重光昭夫)会長は完成式典で、「今回の事業で北アフリカなど新たな市場に進出できる橋頭堡を確保した」と述べた。
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2011年8月23日、ウズベキスタンのアラル海に近いSurgil ガス田を開発し、ガス化学プラントを建設する総額41億6千万ドル規模の超大型プロジェクト契約が締結された。
2006年に韓国ガス公社 (KOGAS) とウズベキスタン国営ガス公社(UNG) が了解覚書を締結し、2008年に双方が50%ずつ出資する合弁会社(Uz-Kor Gas Chemical ) を設立し交渉を続けてきた。
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Uz-Kor Gas Chemical の韓国側株主には、当初、KOGAS、ロッテ大山石化、STX Energy のほか、LG International とSK Gaz が入っていたが、2011年末にLG International とSK Gaz が離脱し、出資比率が変更になった。
当初 現在 ウズベキスタン Uzbekneftgaz(UNG) 50.0% 50.0% 韓国 韓国ガス公社(KOGAS) 17.5% 22.5% Lotte Chemical
(当初は子会社のロッテ大山石化)17.5% 24.5% STX Energy(双竜グループ) 5.0% 3.0% LG International 5.0% 0% SK Gaz 5.0% 0%
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ロッテは米ルイジアナ州など海外で大規模プラントの建設を相次いで進める。
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