JXホールディングスと東燃ゼネラル石油、経営統合の最終合意

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JXホールディングスと東燃ゼネラル石油は8月31日、来年4月1日に経営統合し、新統合会社「JXTGホールディングス」を設立することで最終合意したと発表した。

両社は2015年12月3日に経営統合を目指すことで基本合意書を締結している。

2015/12/4 JXホールディングスと東燃ゼネラル石油の経営統合

手続きは下記の通り。

① 経営統合日(2017年4月1日)に、東燃ゼネラル1株に対し、JXHD株式 2.55株を割り当てる株式交換を行う。

   2016年12月21日の両社株主総会での承認、関係当局からの許認可を前提。

② 同日にJXエネルギーを存続会社、東燃ゼネラルを消滅会社とする吸収合併を行う。


統合持株会社は、社名をJXTGホールディングスとし、会長に木村・JX会長、社長に内田・JX社長、副社長に武藤・東燃ゼネラル社長が就任する。

なお、これらに先立ち、2017年1月1日付けで、東燃ゼネラルは子会社のEMGマーケティングを吸収合併する。

統合効果については、昨年の発表時には「統合後5年以内に、事業年度当たり連結で1000億円以上の収益改善効果」としていたが、新たな目標を「統合後3年以内に1000億円」とした。

内訳概算は下記の通り。

供給・物流・販売部門 280億円 原油調達オペレーション最適化、陸海上配送効率化など
製造部門 400億円 川崎地区の一体運営による約100億円の収益改善
ベストプラクティス活用による省エネ促進・補修費削減など
購買部門 150億円 工事資材、触媒などの購買コスト削減
その他 170億円 統合基幹業務システム導入による業務改善
その他効率化・合理化など
合計 1000億円 「数百人規模の人員効果を含んでいる」

両社で合計11カ所ある製油所についても統廃合を早期に実現する。

なお、商品ブランドは各社の現在のブランドを継続して使用し、将来の最適ブランドについては引き続き検討を続ける。

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