アブダビ石油は1969年に試掘1号井で出油に成功し、1973年から商業生産を開始した。
現在、ムバラス油田、ウム・アル・アンバー油田、ニーワット・アル・ギャラン油田の3油田から生産される原油をブレンドし、ムバラスブレンド原油として、全量をコスモ石油とJX日鉱日石エネルギーが引き取っている。
アブダビ石油は2012年にアブダビでの石油開発の45年間の期限を迎えたが、2011年2月に30年更新の新利権協定を締結した。
既存のムバラス油田、ウム・アル・アンバー油田、ニーワット・アル・ギャラン油田の3油田(合計日量 24千バレル) に加え、同程度の生産量が見込めるヘイル油田の権益も取得した。
2009/1/23 アブダビ石油の油田権益 20年延長へ
アブダビ石油では 新たに権利を得たヘイル油田に、総事業費約800億円で貯蔵設備やパイプラインなどを整備し、2017年半ばの生産開始を目指している。2018年に全面稼働し、日本向けに日量2万バレル超を生産する計画で、生産中の3油田と合わせた生産能力は倍増する。
国際協力銀行(JBIC)とメガバンク3行が約600億円を協調融資し、支援する。
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コスモ石油は2014年11月6日、コスモ子会社のコスモエネルギー開発が保有するアブダビ石油の株式を新設分割により設立する会社に承継させ、新設会社の一部持分をスペインの総合石油会社のCEPSAに譲渡すると発表した。
コスモ石油とCEPSAは共にアブダビ国営の投資会社 International Petroleum Investment Company(IPIC)グループの一員同士である。
IPICは2007年にコスモ石油に20%出資し、筆頭株主となった。
IPICはCEPSAの株式を順次取得し、2009年8月にTotal から48.83% を買収、最終的に100%をおさえた。
2014/11/11 コスモ石油、UAE油田開発でCEPSAとJV
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