韓国電力、アラブ首長国連邦の原発運営に60年間参加

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韓国電力は10月20日、アラブ首長国連邦原子力公社と原発運営事業に対する投資契約を締結し、運営権を確保したと発表した。

韓電はこの事業のために作った法人に9900億ウォン(9億ドル)を投資し、18%の株を保有する共同運営事業者となる。

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韓電は2009年12月、UAEの原子力公社 (Emirates Nuclear Energy Corporation:ENEC ) と 1,400MW級の韓国標準型加圧水型原子炉 (Advanced Power Reactor) 4基をアブダビのBarakah 地域に建設する契約を締結した。21兆ウォン(190億ドル)で受注した。


韓国初の海外原発事業で、斗山重工業・現代建設・サムスン物産などの韓国企業が参画し、韓国電力は主契約者として原発の設計・製作・施工・試運転および運営支援までを担当する。

1号基は2010年1月に着工、2014年5月に原子炉が設置された。10月には燃料を注入する予定で、来年5月に竣工し、中東地域で初めて稼動する原発となる。
2020年までに2~4号基を毎年段階的に竣工させる。

すべてが完工すれば発電量が 5,600MWとなり、UAE全体の発電容量の2割以上の電力を賄う。

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EAEは当初、原発建設のみを韓電に発注したが、原発を運営する専門人材やノウハウが不足しているため、運営も韓電に委託する。

韓電は9億ドルを投資して原発運営会社をENECと合弁で設立し、実質的に原発の運営管理を受託し、電力を60年間にわたりENECに販売する。

韓電は原発整備人材約 1千人を10年間派遣する契約を追加締結する。

韓電関係者は「60年間原発を運営すれば、電力販売で494億ドルの売り上げが見込まれ、建設受注額よりもはるかに規模が大きい。自動車228万台、携帯電話端末約5200万台の輸出に匹敵する経済効果が期待される」と述べた。

韓電社長は「UAEの原発運営権を獲得し、原発の建設から運営に至る一貫した原発事業モデルを構築した。原発輸出を活性化する契機となる」と指摘した。



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