日揮、カナダでLNGプラントの基本設計役務を受注

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日揮は10月26日、Woodfibre LNG から、カナダ British Columbiaで計画しているLNGプラント建設プロジェクトに係わる基本設計役務(FEED) を受注したと発表した。

詳細は下記の通り。

1. 契約先 Woodfibre LNG (Royal Golden Eagleグループの関連会社)
2. 建設場所

カナダ British ColumbiaSquamish 近郊

3. 契約 LNGプラント(処理能力:210万トン/年)に係わる基本設計役務
4. 受注金額 非公表
5. プロジェクト Woodfibre LNGが、既存のパイプラインから供給される天然ガスを原料とし、LNGの生産を行うもの。
LNGはグローバルマーケットに輸出される。


天然ガスのパイプラインは北部のガス田地帯からVancouverまでつながっている。

Woodfibre LNGはインドネシアの巨大財閥のRoyal Golden Eagle の一員である Pacific Oil & Gas Limited の子会社。

Royal Golden Eagle グループはインドネシアのSukanto Tanotoが設立した農業、林業、製紙パルプ、レーヨン、石油、ガスなどの事業を手掛ける巨大財閥で、シンガポールに本拠を置く。

Sukanto Tanotoは中国福建省からの移民の父から自動車部品を輸入するビジネスを引き継ぎ、国営石油会社プルタミナへ機材・部品を供給し、そこから森林産業に移っていった。
シンガポール拠点のAsia Pacific Resources International と中国拠点のAsia Symbol (Shangdong) Pulp And Paper は、製紙パルプ事業において世界のリーディングカンパニーである。

LNGの立地はパルプ工場の跡地で、2006年にWestern Forest Products が工場を停止して以降、利用されていない。

2013年に Woodfibre LNG がWestern Forest Products が更地にするという条件で買収契約を締結、関係省庁の認可を得て、2015年2月に正式の所有者となった。

Woodfibre LNG は年間210万トンのLNGを25年間輸出するライセンスを得ている。

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