BP、アゼルバイジャンの油田開発を2050年まで継続

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BPは12月23日、同社主導のAIOC (the Azerbaijan International Operating Company) がアゼルバイジャンで操業中のカスピ海で最大の海底油田 Azeri-Chirag-Gunashli (ACG) の開発を2050年まで続けることで、同国国営石油会社 SOCAR (the State Oil Company of the Republic of Azerbaijan) と基本合意したと発表した。

既存の契約は1994年9月に30年間の期限で締結された。今回、これを2050年まで延長する。

原油生産は1997年11月に開始され、今までに約330億ドルの投資で、30億バレル以上の原油を生産している。
現在の生産量は日量 632千バレル。

2006年にアゼルバイジャンのバクー市からグルジア共和国トビリシ市を経由し、地中海に面するトルコ共和国ジェイハン市を結ぶ総延長1,768kmの原油パイプライン BTC Pipe Line が完成し、6月4日にトルコ側の積み出し港から第一船の出荷が行われた。

輸送能力は日量120万バレル。

2006/6/7 BTCパイプライン完成

現在のAIOC (the Azerbaijan International Operating Company) とBTC Pipe Line 運営会社の株主は次の通りで、国際石油開発帝石と伊藤忠商事も権益を保有している。

AIOC BTC
BP 35.78% 30.10%
Chevron 11.27% 8.90%
SOCAR(アゼルバイジャン国営石油会社) 11.65% ---
国際石油開発帝石(INPEX) 10.96% 2.50%
Statoil 8.56% 8.71%
ExxonMobil 8.00% ---
TPAO (トルコ) 6.75% 6.53%
伊藤忠商事 4.30% 3.40%
ONGC(インド)米Amerada Hess から買収 2.72% 2.36%
Azerbaijan (BTC) --- 25.00%
Eni --- 5.00%
TOTAL --- 5.00%
CIECO --- 2.50%

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