国際宇宙ステーション(ISS) に初めて日本製バッテリー設置

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NASAは1月6日、国際宇宙ステーション(ISS)で米国の飛行士2人が船外活動を行い、日本製バッテリー3個を初めて設置したと発表した。

これまで米国製のニッケル水素電池が使われているが、
劣化が進むと予想されることから、NASAは交換が必要だと判断し、新しいバッテリーに日本製のリチウムイオン電池が採用された。

バッテリーはGSユアサ製の高性能宇宙用リチウムイオン電池セル(縦26cm、横13cm、幅5cm)を数十個束ねたもので、1個あたり、縦横それぞれ約1m、高さ48cm、重さ197kg。

6個が昨年12月に日本の無人補給船「こうのとり」6号機でISSに運ばれた。1月13日にも船外活動を行い、残り3個を設置する予定。

新型のリチウムイオン電池は縦26センチ、横13センチ、幅5センチの大きさ。ISSを主導する米航空宇宙局(NASA)が、既存の海外製ニッケル水素電池が老朽化したため交換を決めた。

 こうのとり6号機は、この新型電池を複数搭載したバッテリー(縦横約1メートル、幅48センチ、重さ197キロ)6個をISSに運ぶ。その後、JAXAは計18個のバ



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20160603/k00/00m/040/049000c#csidx6948c6ded951e4faaf8ebfe180f6ac6
Copyright 毎日新聞

新型のリチウムイオン電池は縦26センチ、横13センチ、幅5センチの大きさ。ISSを主導する米航空宇宙局(NASA)が、既存の海外製ニッケル水素電池が老朽化したため交換を決めた。

 こうのとり6号機は、この新型電池を複数搭載したバッテリー(縦横約1メートル、幅48センチ、重さ197キロ)6個をISSに運ぶ。その後、JAXAは計18個のバ



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新型のリチウムイオン電池は縦26センチ、横13センチ、幅5センチの大きさ。ISSを主導する米航空宇宙局(NASA)が、既存の海外製ニッケル水素電池が老朽化したため交換を決めた。

 こうのとり6号機は、この新型電池を複数搭載したバッテリー(縦横約1メートル、幅48センチ、重さ197キロ)6個をISSに運ぶ。その後、JAXAは計18個のバ



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20160603/k00/00m/040/049000c#csidx6948c6ded951e4faaf8ebfe180f6ac6
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新型のリチウムイオン電池は縦26センチ、横13センチ、幅5センチの大きさ。ISSを主導する米航空宇宙局(NASA)が、既存の海外製ニッケル水素電池が老朽化したため交換を決めた。

 こうのとり6号機は、この新型電池を複数搭載したバッテリー(縦横約1メートル、幅48センチ、重さ197キロ)6個をISSに運ぶ。その後、JAXAは計18個のバ



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20160603/k00/00m/040/049000c#csidx48a222a9ede047c835fa13fc769832b
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新型のリチウムイオン電池は縦26センチ、横13センチ、幅5センチの大きさ。ISSを主導する米航空宇宙局(NASA)が、既存の海外製ニッケル水素電池が老朽化したため交換を決めた。

 こうのとり6号機は、この新型電池を複数搭載したバッテリー(縦横約1メートル、幅48センチ、重さ197キロ)6個をISSに運ぶ。その後、JAXAは計18個のバ



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20160603/k00/00m/040/049000c#csidx48a222a9ede047c835fa13fc769832b
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ISSの電源はすべて太陽光だが、太陽光を受けられない時間帯があるため、バッテリーが欠かせない。
1周約90分で地球を回っているISSは、1日に16回も地球の影に入るので、そのたびに発電がストップする。1日に16回訪れる夜間の電力は、すべてバッテリーからの供給に頼ることになる。 

このリチウムイオン電池は、高エネルギー密度、長寿命であり、また高率充放電が要求されるISS運用に最適な設計の電池で、現在搭載されているニッケル水素電池と比較して、質量あたり約3倍の高エネルギー密度であることから、現在の48個のバッテリーと相当の能力を半数の24個で実現することができる。

現在、ISSのバッテリを輸送できるのは、「こうのとり」のみで今後9号機まで3回で残り18個を運ぶ。

ISS用リチウムイオン電池の特長は次の通り。

1.高いエネルギー密度

 現在ISSで使用されているニッケル水素電池と比較して、質量あたり約3倍の高エネルギー密度

2.長寿命

 満充電、完全放電を1サイクルとした場合、5000サイクル以上の利用が可能

3.高率充放電での利用に適した設計

 短時間でも十分な充電と高い出力性能を備える

ISSには8つの系列の太陽光発電チャネルがあり、それぞれにニッケル水素電池を2つ束ねた3つのバッテリーがついている。(下の写真の赤丸内)
合計では48個のニッケル水素電池が使われている。

今回は、ニッケル水素電池を2つ束ねていたものをリチウムイオン電池1つで代替する。

ニッケル水素電池の場合は、継ぎ足し充電したことで、放電中に、一時的な電圧降下を起こす「メモリー効果」があるが、リチウムイオン電池の場合は発生しない。

一般のリチウムイオン電池はニッケル水素電池より寿命が短いが、ISS用リチウムイオン電池は10年の寿命がある。

2013年に発生したボーイング機の発火事故の教訓を踏まえ、厳重なテストに合格した。

GSユアサのリチウムイオン電池は、2006年に国産大型ロケットH-ⅡA 8号機に搭載され、宇宙用電池としての評価を高めた。その後、JAXAとの共同研究などによって機能性と信頼性をいっそう高め、H-ⅡBロケット、陸域観測技術衛星「だいち2号」、「こうのとり」など数多くの宇宙機に採用された。

これらの実績から、2009年にISSの新型バッテリー用電池として、NASAから候補指名を受けることになった。

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