米連邦準備理事会は3月15日の米連邦公開市場委員会(FOMC) で、昨年12月以来、3カ月ぶりの利上げを決めた。短期金利の指標であるフェデラルファンド金利の誘導目標を、年0.50~0.75%から0.75~1.00%に引き上げた。
利上げはイエレン議長ら投票メンバー10人のうち9人が賛成したが、ミネアポリス連銀のNeel Kashkari 総裁は金利据え置きを主張して反対票を投じた。
同時に公表した政策金利見通しでは、2017年中にさらに2回の追加利上げを見込んだ。
前回の利上げ時には、「労働環境と物価上昇率の実績と見通しに鑑みて、政策金利を引き上げると決断した」と強調した。
FOMC では、その後の米国経済は順調であるとしている。
「経済活動は緩やかなペースで拡大を続けている」
付記 2016/4Qの最終確定値は年率 +2.1% となった。
「労働市場は継続して改善している。雇用は堅調で、失業率はこの数カ月ほとんど変化がない」
「家計支出はゆるやかに上昇を続けており、企業の固定投資も安定してきたようだ」
「食品とエネルギーを除く物価は長期目標2%に近づいている。.
参考 日本の金利率の推移
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