東京ガスと双日、米国の天然ガス火力発電事業に参加

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東京ガスは4月18日、米国ペンシルベニア州においてAres EIF Management, LLC が運用しているファンドから天然ガス火力発電所「Birdsboro発電所」の権益33.33%を取得することとしたと発表した。

Birdsboro発電所はマーセラス・シェールガス田が広がるペンシルバニア州において建設が進められている。

Ares EIFは米国での豊富な電力事業開発および運営実績を持つインフラ投資家で、Birdsboro発電所の株式の100%を保有していた。


本年4月6日に双日がAres EIFから33.33%の権益を取得したと発表している。双日はこれまでにも中東やアジアにおいて発電事業への豊富な投資実績を有しているが、北米市場では本件が初めての大規模発電事業への投資となる。

このあと、東京ガスがAres EIFが33.33%を取得するもので、3社のJVとなる。

Birdsboro発電所はペンシルバニア州バークス郡バーズボローにて建設が進められている合計出力488MWのコンバインドサイクル方式の発電所で、General Electric 製の最新鋭のガスタービンおよび蒸気タービンを採用する。

完工・商業運転開始は2019年春頃を予定しており、運転開始後は北米最大のPJM電力卸売市場(米国北東部13州およびワシントンD.C.の全部または一部の電力市場で、独立系統運用者により管理されている)を通して米国北東部に電力を供給する。

高いエネルギー効率を持つ最新鋭の機器を採用し、環境負荷を抑えた電力を安定的に供給することで、米国の電力インフラの安定化に貢献する。

天然ガスを UticaおよびMarcellus シェールガス田より調達することで収益性を確保する。

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東京ガスが海外において建設段階から発電事業へ参画するのは初めてで、米国での発電事業への参画は、2016年10月に発表したニューヨーク州エンパイア発電所に続き、2件目となる。

東京ガスは2016年10月、ニューヨーク州において米国ディベロッパー系プライベート・エクイティ・ファンドのEnergy Capital Partnersが保有している天然ガス火力発電所「エンパイア発電所」の運営を行うことを目的として、伊藤忠商事100%出資の米国発電事業子会社(ティア・エナジー社)および関西電力100%出資の米国子会社(ケーピック・ユーエスエー社)と新たに設立した合弁会社を通じ、本発電所の権益25%を取得することとした。

日本の3社の持株会社がEnergy Capitalから権益100%を買収した。

本発電所は、ニューヨーク州レンセラー市に位置する合計出力63.5万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の発電所で、2010年の営業運転開始以降、安定した操業を続けている。


日本の各社の北米の天然ガス火力発電事業への参加が相次いでいる。

2017/4/1 大阪ガス、米国の天然ガス火力発電事業に参加 (+豊田通商の米事業 )

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