ホワイトハウスは4月21日、政府機関閉鎖の可能性で省庁に準備を命じた。但し、大統領や側近は政府閉鎖はないと自信を示しており、命令は通常の危機対応策であり、前政権も暫定予算の期限切れが近づいた際に同じ手続きを実行したと強調した。
現在の暫定予算は4月28日までのもので、2016年度の残り期間(9月30日まで)の予算が4月28日までに通らなければ、政府機関の閉鎖に追い込まれる。
米上院は2016年12月9日午後11時16分に、2017年4月28日を期限とする連邦政府の暫定予算案を賛成 64票 反対36票で可決した。
昨年とほぼ同レベルの支出を政府に認めるもので、Hurricane Matthew の災害対策など若干の追加を含んでいる。
4月29日以降についての本格予算はトランプ次期政権が発足してから審議する。
2016/12/10 米国議会、来年4月28日までの暫定予算を可決
付記 米上下両院は4月28日、5月5日を期限とする1週間のつなぎ予算を可決した。短期のつなぎ予算でひとまず政府閉鎖を回避する。
しかし、議会では大統領の看板公約であるメキシコ国境の壁の費用計上を巡って、野党民主党が強く反対しており、成立のメドが立っていない。
上院で民主党のフィリバスターを阻止するには全100議席のうち60票が必要になるが、共和党は52議席しかない。
Paul Ryan下院議長は3月30日、メキシコ国境の壁建設について、来年度に予算計上を先送りする方針を示していた。
しかし、大統領は費用計上にこだわった。
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一部米メディアは大統領が24日に記者団に対し、壁を建設する予算の計上を10月1日に始まる2018年度に先送りしてもよいとの考えを明らかにしたと報じたが、大統領はこれを否定した。
審議時間が確保できないため、1週間程度の短期のつなぎ予算を可決する案も浮上している。
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