トランプ大統領のサウジ訪問で巨額の商談 

| コメント(0)

米国のトランプ大統領は5月20、21両日、就任後初の外遊先であるサウジアラビアを訪問した。
トランプ大統領は48時間でサウジ、湾岸諸国、アラブ諸国の首脳と3回会議を行ったほか、エジプト、カタール、パキスタン、バーレーンなどの首脳と個別に会談した。

トランプ米大統領はサウジアラビアで巨額の武器輸出契約を受注した。訪問直前にはアラブ首長国連邦(UAE)への武器輸出でも合意している。

サウジと5月20日に結んだ武器売却契約は、当初分だけで1090億ドル。

イランに対抗する最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」のほか、国境警備用の武器などが柱。UAEにもミサイル防衛用のパトリオット(PAC3)を約20億ドルで売却する。

米国製武器の一部はサウジで現地生産され、技術移転も図られる。脱石油依存を掲げ新産業導入を目指すサウジの経済発展への効果が期待される。

サウジアラビアはトランプ大統領のリヤド訪問中に米国企業との巨額の商談をまとめた。契約総額は3000億ドルから4000億ドル近くと推定される。
サウジは総額3800億ドル超の対米インフラ投資にも合意した。

Saudi Aramco は米企業各社との間で、総額約500億ドル相当の契約に調印した。サウジの「Vision 2030」 の実現のため、米国との協力を深めるもの。

2016/12/7  ソフトバンク孫社長、米に500億ドル投資

コメントする

月別 アーカイブ