Westinghouse、Stone & Websterの売却価額清算をめぐる CB&Iとの裁判で敗訴 

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Stone & Websterの売却価額清算をめぐり、売り手のCB&Iは428百万ドルの支払いを求め、Westinghouseは逆に2,150百万ドルの支払いを求めた。
この問題は最終的に第三者の会計士に判断を委ねることとなっているが、CB&I側は
第三者会計士へ判断を委ねることの差し止めを求める訴訟をデラウエア州公衡平法裁判所に行った。

デラウエア州最高裁は6月27日、 デラウエア州衡平法裁判所 の2016年12月2日の判決は誤りであるとし、CB&Iの主張を認めた。

最終決定は下級審に差し戻される。

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Westinghouse は2015年10月にCB&Iの子会社のS&Wの無償での買収を決め、12月31日に子会社とした。

S&Wの買収に際し、WestinghouseはAP1000プロジェクトクトすべてに関し、過去・現在・将来の責務を負担し、CB&Iを免責するとしている。

東芝の2016年8月12日の発表によると、S&Wの買収契約には下記の「価格調整条項」がある。

購入契約上、CB&Iは S&B の運転資本額として1,174百万ドル相当額を計上した状況で株式を譲渡する義務を負う。

買収完了後に運転資本額を精査し、運転資本額がこれを下回った場合は、差額をCB&Iが支払い、
逆に、上回った場合は、差額をCB&Iに支払うこととなっている。

見解に相違があった場合は、第三者の会計士が判断する。

CB&Iや裁判の報道によると、CB&Iは運転資本の算定の結果として基準を428百万ドル上回るとし、返却を求めた。
これに対し、Westinghouseは2,150百万ドル不足であるとし、支払いを求めた。S&Wがこれまで数年にわたり、
一般に認められた会計原則(GAAP)に従っていなかったとする。

Westinghouseの発表によると、CB&I は2016年7月21日に、第三者会計士へ判断を委ねることの差し止めを求める訴訟をデラウエア州公衡平法裁判所に行った。

契約上は、WestinghouseはAP1000プロジェクトクトすべてに関し、過去・現在・将来の責務を負担し、CB&Iを免責するとしており、価格調整は、企業価値の計算ではなく、運転資本の清算に過ぎない。

1,174百万ドルと想定していた運転資本が基準を428百万ドル上回るという)主張からみても、である。

CB&I としては、これは契約に反するものであり、第三者会計士の判断で最終決定になるのを恐れ、これの差し止めを求めたもの。

Westinghouseの2,150百万ドル不足

2017/1/24 東芝の原子力事業の損失の実態 

衡平法裁判所これにより、S&W

デラウエア州最高裁は6月27日、 デラウエア州衡平法裁判所 の2016年12月2日の判決は誤りであるとし、CB&Iの主張を認めた。

最高裁は、WestinghouseのGAAPに関する主張を認めず、Westinghouseがその主張の大半を第三者の会計士に提示することを禁止した。

衡平法裁判所がCB&Iの主張を認めなかったことは誤りであるとし、衡平法裁判所は売買契約書の解釈で誤ったと述べた。

Westinghouseの主張は、「当初はCB&Iを免責するとしたが、やはり負担してほしい」と言っていることだとし、CB&Iを免責するとした契約は、CB&Iを売買価格の再交渉から防御していると述べた。

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