Lotte Advanced Materials は12月21日、インドネシアのABSメーカー2社、PT Arbe Styrindo と PT ABS Industri Indonesia の全株式を買収する契約を締結した。東南アジアでABSの需要が増大することを見込んだ。
買収金額は明らかにしていない
2社のABSの能力(コンパウンドを含む)は合計4万トン程度だが、赤字のため10月以降は停止している。
Lotte Advanced Materials では来年にかけて工場を整備し、能力を年産73千トンに増やす計画で、2019年から正常操業を行う。
両プラントはジャワ島西部のBantenにある。
BantenではロッテグループのLotte Chemical Titanが40億ドルを投じて石化コンビナートを建設中(下記)。
Lotte Advanced Materialsでは2022年までにインドネシアに年産30万トンのABSプラントを建設することを計画している。
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韓国ロッテグループの重光昭夫(辛東彬)会長は2011年2月、30~50億ドルを投じ、インドネシアに石油化学工場を建設すると表明した。
同氏はジャカルタでユドヨノ大統領と会見した後、「本年にBanten地区の Merakでの石油化学計画のFSを開始する。投資額は30~50億ドルと予想している」と述べた。来年にも建設を開始し、4~5年で完成させたいとしている。
2011年4月、インドネシアのBOPP(二軸延伸ポリプロピレンフィルム)メーカーのPT Titan Kimia Nusantaraは40億ドルを投じてエチレンプラントを建設する計画を明らかにした。
社長によると、韓国の湖南石油化学がファイナンスを行う。建設費の70%は湖南石油化学が出し、残りは韓国輸出入銀行が融資する。
エチレンプラントはMerakにあるBOPPプラントの近くに建設する予定。
2011/4/27 韓国ロッテグループの湖南石油化学、インドネシアでエチレンプラント建設へ
PT Titan Kimia Nusantaraは2010年にロッテグループの湖南石油化学がマレーシアのTitan Chemicals を買収し、これに伴い、Titanのインドネシア子会社を手中にしたもので、2013年にPT Lotte Chemical Titan Tbk.に改称している。
インドネシア | マレーシア | ||
(BOPPメーカー) | (HDPE/LLDPEメーカー) | (エチレンコンプレックス) | |
1987 | PT Indofatra Plastik Industri 設立 | ||
1988 | PT Fatrapolindo Nusa Industri と改称 | ||
1989 | 台湾のT.T. Chao、Titan Chemicals を設立 | ||
1991 | P.T. PENI設立 | ||
2001 | マレーシアのTitan が買収、 PT Titan Kimia Nusantara Tbkに改称 |
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2003 | Indika Group、P.T. PENIを買収 | ||
2006 | Titan Chemicals、P.T. PENIを買収、 PT. TITAN Petrokimia Nusantara と改称 (PT Titan Kimia の子会社に) |
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2010 | 右により、湖南石油化学が PT Titan Kimia、PT. & Titan Petrokimiaのオーナーに |
湖南石油化学、Titan Chemicalsを買収 → Lotte Chemical Titan |
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2013 | 改称 PT Lotte Chemical Titan Tbk. |
改称 PT Lotte Chemical Titan Nusanta |
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