三井化学
2017年3月期は 基盤素材の交易条件の大改善などにより、営業損益は大幅増益となったが、本年度は横ばいであった。
営業外損益の持分法損益が前年の2億円から71億円に急増した。
ドイツの歯科材料事業で再度ノレン償却を行った結果、特別損失が増加した。
売上高 | 営業損益 | 持分法 | 経常損益 | 特別損益 | 当期損益 | 配当 | ||
中間 | 期末 | |||||||
2016/3 | 13,439 | 709 | -22 | 632 | -219 | 230 | 4 | 4 |
2017/3 | 12,123 | 1,021 | 2 | 972 | -114 | 648 | 5 | 9 |
2018/3 | 13,285 | 1,035 | 71 | 1,102 | -160 | 716 | 9 | 9 |
前年比 | 1,162 | 13 | 69 | 130 | -46 | 67 | 4 | 0 |
2019/3予 | 14,800 | 1,060 | 1,120 | 800 | 10 | 10 |
営業損益は下記の通り。
16/3 17/3 18/3 増減 増減内訳
19/3
予想数量差 交易条件 固定費他 モビリティ 449 407 423 16 34 18 -36 450 ヘルスケア 116 101 108 7 20 4 -17 130 フード&パッケージング 203 206 199 -7 39 -21 -25 230 基盤素材 10 385 389 4 -2 19 -13 330 その他 -69 -78 -84 -6 -6 ー ー -80 合計 709 1,021 1,036 15 91 20 -97 1,060
特別損益は下記の通り。(億円)
同社は2013年4月にドイツのHeraeus Holdingsから有利子負債を含め約543億円で歯科材料事業 Heraeus Dentalを買収した。
2016/3 2017/3 2018/3 増減 特別利益 資産売却益 51 26 35 事業譲渡益 37 - 6 債務免除益 20 その他 3 合計 88 26 65 38 特別損失 固定資産処分・売却損 56 73 24 減損損失 241 41 150 その他 10 26 51 合計 307 140 225 84 特別損益 -219 -114 -160 -46
2013/4/10 三井化学、歯科材料事業を543億円で買収
2016/3の減損損失には、このノレンの減損195億円を含む が、2018/3にも追加で143億円を計上した。
アナログ分野におけるドイツでの販売の低下、デジタル製品の立ち上げの遅れ等に伴い、計画を見直した。
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東ソー
クロルアルカリの交易条件差が大きく、営業損益は前年に続き大幅増益となった。
単位:億円 (配当:円) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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営業損益は下記の通り。
16/3 17/3 18/3
増減 内訳
19/3予想 数量差 交易条件 固定費他 石油化学 116 201 225 24 1 -2 25 135 クロルアルカリ 180 479 666 187 -2 247 -58 552 機能商品 327 354 339 -15 48 -16 -47 335 エンジニアリング 46 51 49 -2 -3 0 0 56 その他 26 27 27 0 -1 1 0 23 合計 694 1,112 1,306 194 43 230 -80 1,101
クロルアルカリは各製品とも価格が上昇した。苛性ソーダ:国内価格の是正、海外市況の上昇
塩ビ樹脂:国内価格の是正、海外市況の上昇
MDI:輸出価格上昇
セメントは国内輸出とも出荷順調。
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