米最高裁 Anthony Kennedy判事 引退へ

| コメント(0)


米最高裁は6月27日、
Anthony Kennedy判事(81歳)が7月31日付で引退すると発表した。

Kennedy判事はレーガン大統領に指名された。

判事は過去10年間にわたって同裁判所の重要な判決を左右してきた。

選挙資金規制や銃規制など、多くは保守派と行動を共にした。
トランプ大統領が指名し、反対が多かったNeil Gorsuch 判事については、どの最高裁判事よりも賛成した。トランプ政権がテロ対策を目的に導入した中東・アフリカ圏からの入国規制についても認めた。

しかし、同性婚の合法化を支持し、妊娠中絶、死刑反対、Afirmative actionでもリベラル派に加わった。


トランプ大統領はケネディ判事の後任候補探しを直ちに開始すると明らかにした。


Neil Gorsuch 判事が加わり、時にはリベラル派に賛同したKennedy判事が引退することで、後任次第では、過去数世代で最も保守的な法廷となり可能性がある。

人工妊娠中絶を合法化した画期的な「Roe v. Wade」判決がリスクにさらされる可能性もあると報道されている。


米国の最高裁判事には定年がない。

コメントする

月別 アーカイブ