米連邦準備理事会(FRB)は9月26日の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.75~2.00%から2.00~2.25%に引き上げることを決定した。決定は全会一致で、今年に入ってから3回目となる。
年内は12月にあと1回の利上げが実施されると予想、2019年は3回、2020年は1回との見通しを示した。
声明で、「労働市場が引き締まり続け、経済活動が力強い速度で拡大していることを示している」と指摘した。前回まで記載していた「金融政策のスタンスは引き続き緩和的だ」とする文言を削除した。
FOMCのメンバーは長期的に適切な政策金利の水準を3.0%(中央値)と見込んでおり、足元のペースで利上げすれば2019年半ばには同水準に到達する。声明文の変更は、FRBが進めてきた金融緩和の縮小が終結しつつあることを示している。
付記
FRBは12月19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3カ月ぶりの利上げ(利上げ幅は0.25%)を決めた。2019年の想定ペースを従来の3回から2回に引き下げた。2020年までに利上げを停止する考えも示唆した。
2008/10 2.00%→1.00% 2008/12 1.00%→0.00% ↓ 0.00% 2015/12 0.00%→0.25% 2016/12 0.25%→0.50% 2017/3 0.50%→0.75% 2017/6 0.75%→1.00% 2017/12 1.00%→1.25% 2018/3 1.25%→1.50% 2018/6 1.50%→1.75% 2018/9 1.75%→2.00% (2018/12 ) (2.00%→2.25%)
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