BP、モーリタニア・セネガル沖のLNG開発

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BPは12月21日、モーリタニア・セネガル沖の Greater Tortue Ahmeyim LNG開発計画の第一期の最終投資計画(FID) についてパートナーと合意に達したと発表した。

モーリタニアとセネガル両政府、Kosmos Energy、セネガル国営石油会社 Petrosen、モーリタニア国営炭化水素公社 SMHPM とBPが合意した。


両国の沖合のMSGBC海底盆地では、2014年以降、中小探鉱会社による探鉱が進み、北セネガル沖で原油が、北セネガル・モーリタニア沖で天然ガスが発見された。メジャーも関心を示し、2016年にBP、2017年にTotalが参入した。

両国の海洋国境線にまたがる海域では、米国のKosmos Energyが探鉱を行ってきたが、2015年にガス層が発見された。

JOGMEC モーリタニア・セネガル沖開発へ メジャーズ参入

Greater Tortue Ahmeyim 計画では、ultra-deepwater subsea system でガスを採集、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備) で重質分を取り除き、国境の海岸近くの浮体式LNG生産施設に移される。

浮体式LNG生産施設の能力は年間約250万トン。LNGは世界中に輸出されるとともに、両国の国内用としても使用される。

今後、手続きを進め、2019年第1四半期には計画を実施、2022年に生産を開始する予定。Phase 1のガスは BP Gas Marketing が独占購入者に選ばれた。

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