Grangemouth とノルウェーのRafnes のエチレンプラントをそれぞれ年産100万トンに増設する。これによりエチレン能力を90万トン増やす。
Ineosは他に、ドイツのKölnとフランスのLavéraにエチレンプラントを持つ。後者はIneosとTotalの50/50JVのNaphtachimieが生産する。
これらを合わせて、INEOS は現在、欧州で約450万トンのエチレンとプロピレンを生産するが、欧州で最大のエチレン、プロピレンの購入者でもある。
プロピレンの新設、エチレンの増設は誘導品の原料の自製体制を強化するものである。
Ratcliffe会長は、この計画は20億ドルを投じた Dragon-class輸送船( 27,500 m3の液化ガス輸送船で、エタンを燃料とする)建造により、米国から大量のエタンやLPGを輸入できることとなって可能となったものであると述べた。
Ineosは2012年9月26日、欧州のエチレン原料用にエタンを輸入するため、供給契約と輸送契約を締結したと発表した。まず、ノルウェーのRafnes 工場で使用する。
2012/10/2 Ineos、米のシェールガスからのエタンを欧州のエチレン原料用に輸入
Ineosは4億5千万英ポンドを投じて、Grangemouth工場に新しいエタン輸入ターミナルを建設した。
大量をエタンを輸送する船がないため、Ineosは2013年1月、デンマークの造船メーカーのEvergas とパートナーシップを設立し、Dragon-classの輸送船建造を決めた。
まず、最初の4隻が中国で建造された。更に4隻が建造された。
2016年9月に、 INEOS Insight号が米国のシェールガスからのエタンを積み、Grangemouth に到着した。
Ineos は2018年7月3日、具体案を発表した。
エチレンについては、既存プラントの増設ではなく、クラッカーの新設とした。プロパン脱水素については当初と同じく新設。
投資額は27億ユーロとした。
エチレン新設は欧州では20年以上ぶり。
エチレン、プロピレンともに、米国のシェールガスを利用する。
今回、立地を
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