LGが世界初の「巻き取りテレビ」を発表

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LG電子はラスベガスでのCES2019 (Consumer Electronics Show) 開幕前日の1月7日、世界初の巻き取り可能テレビ「The LG Signature OLED TV R」を公開した。年内に発売する。

「R」は、「Roll」「Rise」「Revolution」を意味するという。

クルクルと巻き取る構造は、LGの誇る有機ELディスプレイが可能とした。バックライトなしで自ら発光するOLEDの特性を生かし、ぐるぐる巻いても耐久性や画質には問題がない。「丸めたり広げたりすることを10万回以上できる耐久性を備えている上、寿命は一般有機ELテレビと変わらない」としている。

3つのモード、Full View、Line View、Zero View が用意されている。

Zero View は、画面がすべてボックス内に巻き取り収納されているモード。Zero View でもスピーカーとして音楽を楽しめる。

Line View は、時計、天気やスケデュールなどシンプルな情報のみを表示する画面を出す。

Full Viewは全面オープンで、スピーカーボックスから65インチサイズの有機ELディスプレイが上がってきて繰り広げられる。

価格は発表されていないが、最初のローラブルテレビだけに、5000万ウォン(約500万円)を超えると見られる。LG電子の関係者は、「インテリアにお金を惜しまない富裕層が初製品の主な顧客層になるだろう」と語った。


山形大学城戸淳二教授の1月9日付の「大学教授のぶっちゃけ話」では「巻けるテレビ」でこれを取り上げている。

最大の利点は軽いこと、持ち運びができること。今後、テレビは大型化 するが、巻けると簡単に運べる。テレビ電話、テレビ会議、その他諸々、仕事に遊びに、コミュニケーションツールとして使われるようになる。

山形大学では、ペラペラの壁紙のような有機ELディスプレイを印刷で作る技術を開発している。


別途、このブログでは以前に有機ELを扱っていた日本企業を取り上げている。

パイオニア  シャープ  NEC  三洋電機

有機EL照明の課題も

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