Saudi Aramcoの社債発行の概要が主幹事銀行の資料で明らかになった。
発行額は 当初、100億ドルとされていたが、120億ドルになった。
これに対し、応募が殺到し、4月9日には購入希望額が1000億ドルに達した。
JPMorgan Chase とMorgan Stanleyの米投資銀行2社が主幹事を務める。
内訳は、次の通り。
今回のSaudi Aramco 債 参考 サウジ国債(2019/1発行) 金額 利回り 金額 利回り 3年債 10億ドル 米国債+0.55% 5年債 20億ドル 米国債+0.75% 10年債 30億ドル 米国債+1.05% 40億ドル 米国債+1.75% 20年債 30億ドル 米国債+1.40% 30年債 30億ドル 米国債+1.55% 35億ドル 米国債+2.30% 合計 120億ドル
75億ドル
利回りはサウジのソブリン債を下回る。国有企業の社債利回りが、その国のソブリン債利回りを下回るのはまれで、旺盛な需要は、質の高い債券に投資する意欲を映している。
サウジアラビアは2019年1月9日、国際市場で75億ドル相当の債券を発行した。
カショギ氏殺害事件後初の起債で、投資家の購入意欲が注目されたが、応募は275億ドルと3倍余りに上った。
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Saudi Aramcoは3月27日、SABICの株式の70%を政府系ファンドのPublic Investment Fund (PIF) から691億ドルで買い取ることで正式に合意したと発表した。
Aramcoは買収資金を自ら調達し、PIFに691億ドルを支払う。
2019/3/30 Saudi Aramco、SABIC株式の70%を取得
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