JXTG エネルギー、生産・供給体制の再構築

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JXTGエネルギーは7月23日、大阪製油所について、2020年10月を目途に精製機能を停止し、アスファルト発電設備を運営する事業所として再構築することを決定したと発表した。

同社は石油業界を取り巻く厳しい環境を踏まえさらなる競争力強化を図るべく、製油所・製造所の最適生産・供給体制について様々な検討を行ってきた。2019年4月に「室蘭製造所の事業所化および「川崎製油所と川崎製造所の組織一体化実行し たが、今般、大阪製油所精製機能停止必要であるとの結論に至 った。

大阪精油所は現在、PetroChinaとのJV 大阪国際石油精製の工場である。

JX日鉱日石エネルギーは2010年8月27日、PetroChinaとの間で、大阪製油所の合弁製油所化に関して最終合意に至り、契約を締結したと発表した。

国内の石油需要の大幅な減少で精製設備の過剰解消は喫緊の課題だが、アジア・太平洋地域における石油製品需要は今後も着実に増加する。

大阪製油所の優位性(生産する製品の品質の高さ、大容量の製品タンク等)を活かし、同製油所を国内市場向けの製油所からアジア・太平洋市場に向けた輸出型製油所に転換することにより、国内石油産業の競争力強化とアジア・太平洋地域のエネルギー安定供給基盤強化を目指す。

2010/8/31 JX日鉱日石エネルギー、PetroChinaとの石油精製合弁会社設立

大阪国際石油精製 の概要は以下の通り。

株主:

    JXTG エネルギー 51%
  
 中国石油国際事業日本 49%
     中国石油国際事業
PetroChina International傘下の日本法人

原油処理能力:115,000 バレル/日

現行契約期限:2020年9月末

JXTGエネルギーは同日、JVの製油所である大阪製油所の精製機能停止に伴い、また、現行契約が2020年9月末で期限を迎えることを踏まえ、大阪国際石油精製運営する製油所を現在の大阪製油所から千葉製油所に変更の上、協業継続の検討を進める事について、中国石油国際事業日本と基本合意書を締結した 。

同社の製油所運営能力と、中国石油国際事業グループの優れた製品マーケティング能力を相互に有効活用する戦略的枠組みを、今後も維持・存続させるべきとの認識のもと、検討を行った結果、千葉製油所の輸出能力活用することが最善と判断した。

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