トランプ大統領、処方箋薬価格について

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1965年以降のCPIのグラフを添付、①トランプ大統領の就任以降、下がっていることを赤線で表示、②1968年1月以降の最低であることを注記している。


米国では過去20年間にわたり、医療ケアサービスや処方薬の価格は、消費者物価を上回って上昇している。
1998年1月から2018年9月のCPI(全項目)の伸びが年率+2.2%であったのに対し、医療ケアサービスが年率+3.7%、処方薬が年率+3.6%と、全項目を上回る伸びとなっている。(しかし、最近は処方薬のCPIは全項目のCPIを下回っている。)

トランプ大統領は、2018年10月にメディケアの薬価引き下げ案を発表するなど、薬価引き下げに取り組んできた。一方、民主党のNancy Pelosi下院議長も以前から薬価の問題を優先順位の高い問題として据えている。

民主党が政府による価格規制で薬価を下げようとするのに対し、共和党は価格の透明性と需要家の選択を増やすことで薬価を下げようとしている。

トランプ米大統領は2月5日に実施した一般教書演説で、以下の通り述べている。

米の未来解き放つ

今夜示す課題は、共和党の課題でも、民主党の課題でもない。米国人の課題だ。

我々の多くが同様の公約を掲げてきた。米国人の職を守り、米国人にとって公平な貿易関係を要求する。インフラを再建し更新する。ヘルスケアや医薬品のコストを下げる。安全で合法的、現代的で不安のない移民制度を構築する。米国の利益を最優先にした外交政策を追求する――といったことだ。

■医薬品の価格競争

保険医療、処方箋薬の費用の引き下げ、既往歴による病人の保護はこれに次ぐ重要課題だ。我々の努力により2018年の医薬品価格は46年ぶりの大きな低下を示した。米国人が同じ医薬品について他国より高い金額を支払うのは容認できない。

議会には米国の患者のために公平性と価格透明性に向けた法律の通過を求める。製薬会社、保険会社や病院に実際の価格を公開させ、価格競争を通して下げさせるべきだ。

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