日本の主要港(東京/横浜/名古屋/大阪/神戸/門司)から中国・厦門までの海上輸送と、厦門からポーランドのMałaszewicze(マワシェビチェ)、ドイツのHamburgとDuisburgまでの鉄道輸送を組み合わせたもので、日本の主要港から欧州の各鉄道ターミナルまでのリードタイムは23~25日となる。欧州までの海上輸送の場合は約40日のため、大幅に短縮され、輸送コストは約40%削減される。
厦門発の列車は毎週水曜と土曜初の2便が定期運航されている。
同社では2015年11月から中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送サービスを、航空輸送と海上輸送の中間に位置する「第3の輸送モード」として新商品の開発に取り組んでいる。
2018年5月から中国欧州鉄道を利用した2つの日本欧州間複合一貫輸送サービスを実施している。
一つは、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた日本欧州間の複合一貫輸送サービスEurasia Train Direct (Sea & Rail)で、もう一つは、海上輸送とと航空輸送と鉄道輸送を組み合わせたEurasia Train Direct (Air & Rail)である。
Eurasia Train Direct (Sea & Rail)は、日本の主要港(東京/横浜/名古屋/大阪/神戸)から中国・大連までの海上輸送と、大連からドイツDuisburgまでの鉄道輸送を組み合わせたもので、日本の主要港から欧州の各鉄道ターミナルまでのリードタイムは23~25日となる。欧州までの海上輸送の場合は約40日のため、大幅に短縮され、輸送コストは約40%削減される。
貨物量に応じてコンテナ貸切(FCL)サービス、混載輸送(LCL)サービスの利用が可能で、成田空港からDuisburg鉄道ターミナルまでのリードタイムは最短でFCLでは22日、LCLでは24日。
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習主席は2013年9月7日、訪問先のカザフスタンの大学での講演会で、「シルクロード経済ベルト」と呼ぶ中央アジア諸国などとの経済協力の構想を明らかにした。
「人口30億人のシルクロード経済ベルトの市場規模と潜在力は他に例がない」と述べ、太平洋からバルト海に至る物流の大動脈の整備や、人民元と各国通貨の直接交換取引の拡大を挙げた。
中国と中央アジアのほか、ロシアやインド、パキスタンなども含めた広範な地域を想定しているとみられる。
2013/9/18 中国の習近平主席、「シルクロード経済ベルト」を提唱
もう一つは重慶とドイツ西部の工業都市 Duisburg を結ぶ貨物鉄道「渝新欧鉄道(Yuxinou Railway)」である。
重慶から北上して西安から今回の義新欧鉄道と同じルートで Duisburgに到るもので、11,179km。
'Modern Silk Road' と呼ばれるこのルートは2012年8月に開通した。
中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「義新欧鉄道("Yixinou Railway")」の第1号列車が2014年12月9日、スペインのマドリードに到着した。
義新欧の義は出発点の義烏、新は経由する新疆ウイグル、欧は欧州。
2014/12/13 中国と欧州を結ぶ国際貨物列車の第三路線が開通
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