Saudi Aramco、米国でPort Arthur LNG計画に参加

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Saudi Aramco と米国のSempra Energyは1月6日、Aramco Services Company が Sempra LNG がテキサス州で開発中のPort Arthur LNG export projectに参加する Interim Project Participation Agreement に調印したと発表した。

両社は2019年5月に本件についての覚書を結んでいた。

AramcoがPort Arthur LNG の第1期分 年間1100万トンのうち500万トンのLNGを20年間引き取るとともに、第1期計画に25%出資する。今後、最終確定し、正式契約を結ぶ。

Aramcoは次のように述べた。

LNGは今後、需要がグローバルに拡大する。Aramcoはこの市場に大きな期待を持っている。
今回の契約は、Aramcoの長期的なガス戦略への一歩であり、グローバルなエネルギー / ケミカル統合会社となる一歩である。

Port Arthur LNGの第1期は全ての手続きを完了しており、液化設備2系列、LNGタンク3基その他からなり、年間11百万トンのLNG輸出を目指している。
本年に入り、更に2系列を増設し、輸出能力を22百万トンとするための Federal Energy Regulatory Commissionへの申請前レビューを始めた。

Sempra LNGは北米の5か所でLNGプラントを建設し、グローバルなLNG市場に年間45百万トンのLNGを輸出する目標を立てており、Port Arthur LNGはその一つである。

現在具体化しているのは、次の3つ。

1) CAMERON LNG (Hackberry, Louisiana)

第1期 3基計 1200万トンは昨年出荷を開始した。

同社は次の液化設備(2基)とLNGタンクの承認手続きを開始した。

2019/6/4 キャメロンLNG、出荷開始

2) 本件 Port Arthur LNG (Port Arthur, Texas)

第1期、第2期 各11百万トン


3)ENERGIA COSTA AZUL LNG (Ensenada, Baja California, Mexico)

Sempra LNG とメキシコ子会社 IEnova が既存の輸入LNGのガス化ターミナル(Energía Costa Azul )に液化設備の建設を計画している。

1期は1系列で年間能力 240万トン。LNGタンクやバースは既存のものを利用する。2期では液化設備2系列とタンクを新設する。

Sempraは2019年3月31日、同地での液化のため、天然ガスをメキシコに輸出する連邦政府の認可を取得したと発表した。
TransCanada所有のNorth Baja Pipelineがアリゾナ州ーカリフォルニア州を結んでおり、メキシコ国境でSempra Energyのメキシコのパイプラインに接続する。

Sempraは中国へのLNG輸出を考えている。



Sempra Energyは2019年10月28日、三井物産との間でCameron LNG の2期計画とEnergía Costa Azul LNG計画への参加についての覚書を締結したと発表した。

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