Saudi Aramco、シェールガス田の開発の認可を取得

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Saudi Aramcoは2月23日、サウジ東部のAl-Jafurah シェールガス田の開発の認可を取得したと発表した。

Aramcoの会長は、Al-Jafurahの開発が同社の世界のエネルギー分野での地位を高め、卓越した統合エネルギー・石化会社になるとの目的達成に役立つと述べた。

プロジェクトが目標通りに進めば、サウジは2030年までに米国、ロシアに次いで世界第3位のガス生産国になるという。


Aramcoは2016年3月にJafurah地域で大規模なシェールガス田を発見した。

世界最大の在来型油田であるガワールの南東に位置するAl-Jafurah ガス田は170km x 100km の広さで、推定200兆立方フィートの湿性ガスがある。


Aramcoは1100億ドルを投資し、米国のシェールガス田で培われたフラッキング技術を用いる。

フラッキング技術の開発などでは米油田サービス大手のSchlumberger Halliburton、Baker Hughesと協力してきたという。 海水を用いたフラッキング技術を開発し、それにより水不足という障害が取り除かれた。

2013年以降、150のガス井を掘削し、開発プロジェクトの準備を進めてきた。

Aramcoでは、2024年に生産を開始し、順次生産量を上げ、2036年に2.2兆立方フィートまで増やすとしている。

このガス田は日量 約130,000バレルのエタンを生産する能力があり、現在の生産量の約40%分にもなる。また、ガス液および コンデンセート生産能力も日量約50万バレルあり、現在の生産量の約34%を占める。

このシェールガス開発プロジェクトにより、発電に使用される原油などの燃料を平均日量80万バレル減らすことができ、必要であればその分を輸出に回せるという。


付記 Aramco は2020/3/16の決算発表でこれに付言した。

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