米国、新型コロナウイルス対策で中国からの輸入医療用品に対する追加関税を免除

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新型コロナウイルスが蔓延する中、米国は中国からの輸入医療品に対する追加関税を免除した。

米通商代表部(USTR)が、マスクや消毒用ウェットティッシュ、検査用手袋など中国から輸入される多数の医療用品に対する関税を免除したことが、3月6日付の公開資料で明らかになった。

これらは米の対中追加関税第4弾に含まれる製品で、2019年9月1日から15%の関税が追加され、第一段階合意で2020年2月14日から7.5%に引き下げられた。

  当初 8/23 発表 10/11 12/13
(2020/2/14実施)
①~③
2500億ドル
① 340億ドル  2018/7/6  25% 2019/10/1 30%予定
(→10/15に延期)
 
引き上げ延期 
(25%維持)
25%据え置き
② 160億ドル 2018/8/23  25%
③ 2000億ドル 2018/9/24   10%
→2019/5/10 25%
④ 3000億ドル 一般  1200億ドル 2019/9/1  10% 9/1  15% 7.5%に引き下げ
消費財 1600億ドル 2019/12/15 10% 12/15 15% 予定 発動見送


これらの輸入品のうち、中国以外からの輸入が困難なものについては、申請して認められれば追加関税が免除されるが、通常は非常に時間がかかる。

Apple Inc が申請したHomePod スマートスピーカー用のAirPod ヘッドフォンは昨年10月31日に申請したが、まだ承認されていない。

今回、Medline International Inc は手術用ガウンからマスク、薬用カップまで30品目の除外承認を受けたが、ほとんどは1月31日に申請したものという。

USTRの資料によると、医療用品に対する免除の多くが3月5日に決定された。

新型コロナウイルスの感染拡大で、医療用品の需要が高まっていることも背景にあるとみられる。

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