インドのLG Chem でスチレンモノマーが漏出、少なくとも11人が死亡

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インドのAndhra Pradesh州のVisakhapatnamのLG Polymers Indiaで5月7日の未明 2時半頃に、ガスが漏出し、これによって少なくとも子供を含む11人が死亡して数百人がけがをした。


APは「スチレンが工場から流出し、これによって一部の住民は路上で倒れ、一部は病院に運ばれた。11人が死亡し、近隣3キロメートル範囲にいた1000人ほどの人々が呼吸困難や目の痛みなどを訴えている」と報じた。死亡者の中には8歳の少女もおり、脱出のために家の2階から飛び降りて亡くなった人もいると伝えた。睡眠中の住民の被害を増やした。

他の報道では「200人から500人が近隣の病院で治療中」で、「このうち70人以上は意識がない状態」としている。

モディ首相はツイッターで「事故現場の状況について、内務省および国家災難管理局の関係者と話を交わした。状況を綿密にモニタリング中」と述べた。

LG Chemは「現在、現地地域住民の被害現況を確認し、住民や役職員の保護のために最大限必要な措置を関係機関と共に取っている」と述べた。

この工場は新型コロナウイルスによるロックダウンで6週間休止しており、操業再開の準備中であった。タンクの周辺には誰もいなかったとされる。従業員の死亡はない。

州政府の役人は、未熟練の労働者がメンテ作業でミスをし、ガスが漏れたと推測している。

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