OPECプラスのエネルギー担当閣僚は6月6日、テレビ会議を開き、現行の減産の1カ月延長を決めた。
4月12日の合意では下記の通りであった。
2020/5~6 2020/7~12 2021/1~2022/4 2020/4/12決定 970万バレル 770万バレル
580万バレル
2020/4/13 OPECプラス協調減産、日量970万バレルで最終合意今回、6月に下記の自主的追加減産をすることが分かった。
Saudi Arabia (1 mb/d); UAE (100 tb/d); Kuwait (80 tb/d) ; Oman (10-15 tb/d)
Several countries, such as Norway and Canada
今回、下記を決めた。
1) 7月の減産量を日量960万バレルとする。
5~6月の減産を継続するが、メキシコ(減産義務 10万バレル)が7月に離脱
2) 割り当てられた減産量を守らず、生産超過にある参加国(イラク、ナイジェリアなど)は7~9月に減産を拡大し、超過分を相殺
付記 サウジは別途行っていた自主的追加減産 100万バレル/日を6月末で終了すると発表した。
付記 OPEC Plus は7月15日、8~12月の減産幅を予定通り日量770万バレルとすることで合意した。
現在の市況は下図の通り。
OPECプラスのリーダーのサウジとロシアは、歳入の観点から原油価格の急落は避けたい一方、米シェール企業の生産再開を誘う50ドルを大きく上回る事態は避けたい、との思惑では一致している。
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