プレシジョン・システム・サイエンス、全自動PCR検査装置を販売開始

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プレシジョン・システム・サイエンス(PSS社)は7月17日、同社の全自動PCR検査装置とPCR試薬のセット2組を8月3日から販売開始すると発表した。

当面、これらの全自動PCR検査装置、PCR試薬、および消耗品等の製造・供給能力が限定的であることを考慮し、PSS密接な協力関係 のある研究施設、医療機関への販売開始し順次、販売対象を拡大 する。

全自動PCR検査装置 PCR試薬
エリートインジーニアス」(ELITechの製品名 ELITeInGenius

PSSが製造し、OEM製品としてフランスのELITechGroup S.p.A. に供給

中~大規模病院向け
同時処理数/ 112検体バッチ処理
装置サイズ/ W1000×D750×H860mm、約190kg
参考価格1,250万円
Primary tube(採血管等)からのサンプル分注、PCR試薬分注機能搭載
フランス、イタリア等欧州を中心に海外でのCOVID-19検査実績あり
ELITechより2015年販売開始時から数百台の販売実績あり

ELITechPCR試薬
エリートMGB SARS-CoV-2 キット
(液状試薬)
ジーンリードエイトPSSブランド

中小規模病院向け
同時処理数/ 18検体バッチ処理
装置サイズ/ W350×D700×H770mm、約80kg
参考価格850万円
PSSブランドより2018販売開始時から数十台の販売実績あり

セルテスト社製PCR試薬
VIASURE SARS-CoV-2 PCR (ORF1ab gene, N gene)
(凍結乾燥試薬)

エリテック社製COVID-19」検査用PCR試薬エリートMGB SARS-CoV-2 キットについは本年78日に、
セルテスト
社製「COVID-19」検査用PCR試薬「VIASURE SARS-CoV-2 PCR (ORF1ab gene, N gene)は、本年612日に、

厚生労働省健康局感染症課・国立感染症研究所による「臨床検体を用いた評価結果が取得された2019-nCoV遺伝子検査方法」に、陽性一致率100%、陰性一致率100との結果が記載、公表されており、両試薬は 保険適用の対象製品になっている。

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プレシジョン・システム・サイエンス(PSS社)は1985年に理化学機器(臨床検査機器)の保守メンテナンスを目的として設立された。

1995年にマグトレーション・テクノロジーを利用したDNA自動抽出装置等の製品化に成功。

2001年の株式公開以降、磁性ビーズを担体とするイムノアッセイやDNA抽出の自動化機器開発をスタートして、現在は、DNA増幅、蛍光(化学発光)測定、及び各種の試薬、解析ソフト等幅広く、総合的な開発を行い、独自のバイオシステムコンセプトの構築に成功している。

東洋紡績、Hoffmann-La Roche、Boehringer Mannheim (現在はRoche Diagnostics)などとDNA自動抽出装置等に関するOEM契約を締結している。

PSS社と東京農工大学(工学研究院生命機能科学部門)は、磁性体を用いた核酸の抽出や機能解析等について共同研究を行い、その結果としてPSS社は核酸抽出からリアルタイムPCRを全自動化した「geneLEADシステム」を開発した。

核酸(DNA/RNA)抽出からリアルタイムPCRまでを完全自動化し、Sample to Answerを実現
PSSオリジナル磁性粒子抽出法 "Magtration®"を採用
最大色のマルチプレックス蛍光検出機能と各サンプル独立温度制御サーマルサイクラーを搭載
PCR試薬オープンシステム(各種PCR試薬の最適反応条件設定ソフトプログラムを搭載)
COVID-19を含む様々な遺伝子検査に対応可能
1検査/2~3時間(使用する試薬、同時に処理する検体数により異なります)
検体、試薬カートリッジのバーコード管理機能搭載
SWABにより採取された鼻&喉の粘膜からのPCR測定が可能
唾液サンプルにも対応

熱帯、亜熱帯で発生し、世界への拡散が予想されるデング熱、ジカ熱、エボラ熱、西ナイルウィルスあるいはマラリア等に対応できる汎用性の高いシステムとして製品化されている。

PSS社と東京農工大学は「ウイルス拡散を防ぐにはPCR検査診断と接触の最小限化が不可欠」として3月10日に核酸抽出からリアルタイムPCRまでを全自動化したgeneLEADシステムを活用して新型コロナウイルスの迅速診断技術の可能性を確認したと発表し た。

フランスに本拠を構えるELITechGroup ブランドとしてOEM供給をしている全自動PCR検査システムフランス やイタリアの医療現場における新型コロナウイルスCOVID-19感染症検査医療現場利用されている。


本年4月に
、フランスにおいてPSSELITechが共同開発した全自動PCR検査システムと試薬KITがウイルス検出に大きな役割を果たしていることで、ローラン・ピック駐日フランス大使 が同社に礼状を送った。

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既報のとおり、タカラバイオの米国子会社Takara Bio USA, Inc.は6月8日、米国の医療関連企業bioSyntagma, Inc. のグループと組んで、PCR検査の効率を大幅に上げる手法を開発したと発表した。

10~30分で5,184件のサンプルをチップに分け、10~30分でそれぞれに反応液を分注、2時間で検査する。

2020/6/10 タカラバイオ、PCR検査の新手法を開発 

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