中国の深圳康泰生物製品股分有限公司 (Shenzhen Kangtai Biological Products)は2月2日、 AstraZenecaが開発した新型コロナウイルスワクチンAZD1222を製造する施設が完成したと発表した。 目標の2倍に当たる年間4億回分のワクチン生産が可能としている。
AstraZenecaは2020年8月6日、深圳康泰生物製品との間でAstraZenecaのワクチン候補AZD1222を中国大陸で供給するための独占的枠組み契約に調印したと発表した。
中国の需要に対応するため、深圳康泰生物製品は2020年末までに試験接種のために年間1億回分の製造能力、2021年末までに最低年間2億回分の能力を確保する義務を持つ。
両社は中国以外の他の地域でも協力する可能性を検討するとしていた。
深圳康泰生物製品は主にワクチンの研究開発、製造および販売に従事する中国を拠点とする会社で、主力製品は、組換えB型肝炎ウイルス、インフルエンザ菌b型混合ワクチン、風疹麻疹弱毒生ワクチン、非細胞性白血病インフルエンザ混合ワクチン、その他の製品である。主に中国国内市場で事業を運営する。
深圳康泰生物製品は同日、「中国でのワクチンの臨床試験と登録のための手続きを積極的に進めている。製造工場が完成し試験生産を開始した」と説明した。
AstraZenecaの中国事業責任者は昨年11月、中国当局の承認は2021年半ばまでに下りる可能性があると述べている。
AstraZenecaは2月5日、日本の厚生労働省に製造販売の承認を申請した。
同社は日本への供給の1億2千万回分のうち、25%分は輸入し、75%の9千万回分を日本でJCRファーマに委託生産する。
2021/1/30 アストラゼネカ、ワクチンを日本で製造委託
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中国の薬品監督当局は2020年12月末、国産品として中国医薬集団(China National Pharmaceutical Group: Sinopharm) のコロナワクチンの一般向け使用を認めた。
Sinopharmのワクチンは、武漢(Wuhan Institute of Biological Products)のものと北京(Beijing Institute of Biological Products)のものがあるが、これは北京のものである。
新たに2021年2月6日にSinovacのワクチンが2例目として承認された。
国家衛生健康委員会は2020年12月に、Sinopharm(武漢と北京)と製薬会社Sinovacが開発する合わせて3種類のワクチンを2020年7月から、国内の医療従事者などに100万回以上、緊急投与し、「これまでのところ目立った問題は起きていない」と述べた。
2020/8/26 中国、新型コロナワクチンの緊急投与を7月に開始
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Developer/manufacturer | Platform | Type | doses | Timing | Route | 承認 |
University of Oxford/AstraZeneca | Non-Replicating Viral Vector | ChAdOx1-S | 2 | IM |
UK 2020/12/30 |
|
Sinopharm 北京 | Inactivated | Inactivated | 2 | 0,14 or 0,21 days |
IM |
中国 2020/12/31 |
Sinopharm 武漢 | Inactivated | Inactivated | 2 | 0,14 or 0,21 days |
IM | |
Sinovac | Inactivated | Inactivated | 2 | 0, 14 days | IM |
中国 2021/2/6 |
CanSinoBiological Inc(康希諾生物) / Beijing Institute of Biotechnology |
Non-Replicating Viral Vector | Adenovirus Type 5 Vector | 1 | IM |
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