トランプ大統領(当時)は1月6日、フェイスブックを通じて米首都ワシントンに集まった支持者に「皆さんは特別だ」「偉大な愛国者」などと呼びかけた。こうした投稿が連邦議会議事堂の占拠事件の被害を拡大したとの見方が浮上し、フェイスブックは同日にアカウントを一時停止し、1月7日に期限を設けずに凍結する判断を下した。
フェイスブックは投稿の削除に関する判断が恣意的などといった批判が増えたことを受け、2018年に独立した監督委に判断を委ねることを決めている。
同社はトランプ氏のアカウント凍結について、大統領退任直後の1月21日に諮問した。
有識者で構成するフェイスブックの監督委員会は5月5日、1月にトランプ米大統領のアカウントを凍結した判断を支持すると発表した。新規投稿が不可能な状態が続くことになる。
監督委員会の判断は下記の通りで、凍結には賛成するが、期間を設けなかったのは適切でないとし、6カ月以内に規定の範囲内で再検討することを求めた。
・1月6日のトランプ氏による2つの投稿は利用規約に著しく違反していた。
・凍結の期間を設けなかったことは恣意的で、適切ではなかった。
・漠然とした根拠の乏しい罰則を科した上で監督委に照会して解決するのは責任回避。
・罰則規定を作成するのはフェイスブックの役割
付記
フェイスブックは5月4日、トランプ氏の停止期間について、ことし1月を起点にして再来年1月までの2年間とすることを明らかにした。 そのうえで、期間が終了する時点で公共の安全に対するリスクがないか検討し、危険があると判断した場合は停止を延長するほか、再開を認める場合でもトランプ氏が規定に違反すれば、アカウントを永久に停止することもあり得るとしている。
期間を2年間にした理由については「トランプ氏による深刻な違反行為を防ぐのに十分な長さと考えた」と説明している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トランプ前米大統領は5月4日、自身のウェブサイトでFacebookやTwitter等を改めて批判した。
What Facebook, Twitter, and Google have done is a total disgrace and an embarrassment to our Country.
Free Speech has been taken away from the President of the United States because the Radical Left Lunatics are afraid of the truth, but the truth will come out anyway, bigger and stronger than ever before.The People of our Country will not stand for it!
These corrupt social media companies must pay a political price, and must never again be allowed to destroy and decimate our Electoral Process.
このたび、 ウェブサイトのNewsサイトは、トランプのメッセージを他社がFacebookやTwitter に転載できるようにした。
トランプ自身の投稿削除が続くことを受けた措置で、本人の投稿は削除されるが、他人が転載すれば掲載されることになる。
これについてTwitterは、トランプ氏のサイトからのコンテンツ共有は同社の他のルールに違反しない限り容認されるとした上で、アカウント停止の迂回を狙った行為は認められないと述べた。
5月5日の記事は早速、Twitterに転載された。
Trumpのサイト
Twitterへの転載
ーーーーーーーーーーーーーー
前日以前のブログを続けてみる場合は、ページトップのタイトル(下の部分)をクリックしてください。
過去のデータは下記から利用できます。ブログ & データベース専用検索
COVID-19関連はここをクリック
コメントする