三井化学、三井物産との共同TOBで本州化学の51%株主へ

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三井化学三井物産は2020年11月11日、共同TOBにより本州化学工業 (東証2部上場)の普通株式を 全株取得すると発表した。

両社は現在、本州化学にそれぞれ26.99%出資しているが、TOBによる非公開後の出資比率を全額買い付けの場合、三井化学が51%、三井物産が49%とするとしていた。

買付予定は5,280,788株で、下限は1,455,200株 

応募株券等の総数が2,487,859株以上の場合、2,640,394株までは三井化学が、残りは三井物産が買付ける。
応募株券等の総数が2,487,859株未満の場合には、2分の1ずつとする。

2020/11/17 三井化学と三井物産、本州化学にTOB



2021年6月12日、TOBの結果が下記の通り、発表された。 応募株券等の総数が2,487,859株以上のため、2,640,394株までは三井化学が、残りは三井物産が買付ける。

三井化学 三井東圧 合計
TOB前 3,098,000株 26.99% 3,098,000株 26.99% 6,196,000株 53.99%
応募株 2,640,394株 878,743株 3,519,137株
買付後 5,738,394株 50.0% 3,976,743株 34.65% 9,715,137株 84.65%

今回、両社は本州化学の株式の全てを取得できなかったが、当初の予定の通り、今後残りの株を買い取り、三井化学 51%、三井物産 49% とする予定。

臨時株主総会で株式併合決議を行なって、残りの株を単位未満株にし、買い取る。買い取り価格は最終的には裁判所が判断する。

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