米国の2021年度財政収支赤字、過去2番目の大きさ

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米財務省と行政管理予算局は10月22日、2021会計年度(20年10月~21年9月)の財政収支は約2兆7720億ドル(約314兆7600億円)の赤字だったと発表した。

赤字額は、American Rescue Plan Act とワクチン接種の効果などで、過去最高だった前年度と比べると11.5%減った。当初予算と比較しても897億ドル減少した。
しかし、過去2番目の大きさとなった。

歳入は、経済回復による個人所得税、法人税の増により4兆ドルとなり、前年比 6260億ドル増えた。個人所得税で4357億ドル、法人税で1600億ドル増えた。予算比でもそれぞれ、3395億ドル、1033億ドルの増である。経済の回復によるものである。

歳出は6兆8千億ドルで、予算を下回ったが、前年比では増加した。

これは次のようなことのためである。

前政権が決めた新型コロナウイルス対策第3弾の2兆ドル規模の景気刺激策の法律(CARES Act)(後半に記載)

同じく、2020年12月末にオムニバス歳出法案(2021年9月末までの予算)と合わせて通した 9千億ドルの新型コロナウイルス追加景気対策予算

バイデン(次期)大統領が1月14日に発表した1兆9千億ドル規模の追加経済対策案American Rescue Plan Act など。

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