化学大手の2021年9月期中間決算

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各社の中間決算の発表が始まった。

各社とも、石化中心に大幅増益となっている。但し、下期予想については、原材料高など懸念要素が多く、多くの企業で年間予想は慎重である。

三菱ケミカルHD:中国の電力不足によるプラント稼働制限、原油や天然ガスの高騰が不安
住友化学:原料高に伴う交易条件の悪化や製品市況のピークアウトなどで上期の勢いは続かない。

化学会社の決算は右を参照 (順次更新) https://www.knak.jp/kessan/

    

信越化学

全事業が前年同期比で力強い増収増益を達成、収益伸長に特に貢献したのが北米の塩ビ事業。
同社の年間の当期損益予想は過去最高を大幅に上回る。

セグメント変更

生活環境基盤材料 塩ビ、苛性ソーダ、メタノール、クロロメタン、ポバール
電子材料 半導体シリコン、希土類磁石、半導体用封止材、フォトレジストほか
機能材料 シリコーン、セルロース誘導体、金属ケイ素ほか7
加工・商事・技術サービス



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三菱ケミカルホールディングス

MMAは18/3と19/3に価格が急騰

                                    

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住友化学

             
20/9はサウジのPetroRabighが定修で赤字であったが、当期は大幅黒字

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三井化学

基盤素材が広義の石油化学製品
 
 石化製品:エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等
 基礎化学品:フェノール、ビスフェノールA、高純度テレフタル酸、PET樹脂、EO/EG等
 ポリウレタン原料


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旭化成

マテリアルズは石油化学、繊維、高機能マテリアルズ(セパレータ、電子部品)を含む。

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東ソー  クロルアルカリの回復が寄与

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