GMは1月25日、EVの生産能力の強化に向けて、米国で3つ目となる新たな電池工場の建設を発表した。
LG Energy Solution との50/50 JVのUltium Cells LLCが26億ドルを投じ、ミシガン州 Lansing に第3工場を建設する。
本年夏に土地の整備を始め、電池生産の開始は2024年後半となる。
GMとLG Chemは2019年12月5日、オハイオ州Lordstown の近辺に23億ドルを投資してEV用バッテリー工場を建設する計画を発表した。
折半出資の合弁会社を通じて最大で総額23億ドルを投資する。GMは2020年5月1日、JVの"Ultium Cells LLC"が当局の承認を受け、スタートしたと発表した。
Ultium Cells LLCは2021年4月16日、テネシー州スプリングヒルに約23億ドルを投資し、新型電池Ultiumバッテリーの工場を建設すると発表した。
今回のミシガン州Lansing は第三工場となる。
2020/1/3 GMとLG Chem、世界最大級のEV用電池工場建設計画を発表
これに加え、GMは40億ドルを投じて、ミシガン州Orion 工場を電気トラックのChevrolet Silverado EV とelectric GMC Sierra の組み立て工場に変換する。GMが開発したUltium 電池 Platform を使い、需要家や用途に合わせ、柔軟に生産できる。直ちに整地を開始し、電気トラックの生産は2024年に始まる。
変換完了までの間は、Chevrolet Bolt EV と EUV (Electric Utility Vehicle) が従来通り生産される。
Orion 工場はUltiumの電池を使用するEVを製造する米国で3番目の組み立て工場となる。他の工場は次の通り。
米国:Factory ZERO(ミシガン州Detroit and Hamtramck)、Spring Hill Assembly(テネシー州Spring Hill)
カナダ:CAMI (オンタリオ州 Ingersoll)
メキシコ:Ramos Arizpe Assembly
2025年末時点で、GMは北米で年100万台以上の電気自動車を製造することになる。
電気自動車以外でも、Lansing 地域の2つの組み立て工場で510百万ドルを投じる。
- Lansing Delta Township Assembly -- 次世代の Chevrolet Traverse とBuick Enclaveの生産のための投資
- Lansing Grand River Assembly -- プラントの改善投資
今回、合計で70億ドルの投資となるが、これは単独投資としてはGMの歴史上で最大の投資となる。
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