ExxonMobil、Papua New Guinea政府との間でP'nyang LNG プロジェクトで合意

| コメント(0)

ExxonMobil は2月21日、Papua New Guinea 政府との間で、P'nyang LNGプロジェクトの開発案に関するP'nyangガス契約を締結したと発表した。


Papua New Guinea にはExxonMobil 主体のPNG LNGが稼働している。2014年央に生産を開始し、年産800万トン能力で、アジアの需要家にLNGを供給している。

出資は次の通り。

ExxonMobil 33.2%
Oil Search Ltd 29%
Kumul Petroeum (national oil and gas company) 16.8%
Santos (豪) 13.5%
JX石油開発 4.7%
Mineral Resources Development Co. (政府) 2.8%

Murukガス田のガスを海底パイプラインでPort Moresby近郊のLNGプラントに送り、LNGにしている。


今回のP'nyangガス契約は、Murukガス田の奥地にあるP'nyangガス田のガスを既存のパイプラインに接続し、PNG LNGプラントに送るもので、既存のガス田が枯渇した後に利用する。

このガス田の権利は、ExxonMobilとAmpolex(Papua New Guinea)Ltd が共同で49%を持ち、豪州のSantosが38.5%、JX石油開発が12.5%を所有する。


ExxonMobilは別途、TotalのPapua LNG計画にも参加している。

PNG LNGプラントに隣接して2系列年産560万トンのLNGプラントを建設、Elk/Antelopeガス田のガスをパイプラインで送付する。

Total は2023年に投資の最終決定をしたいとしている。

Elk/Antelopeガス田の権益は、Totalが31.1%、ExxonMobilが28.7%、Oil Searchが17.7%で、政府に22.5%のBack-in rightがある。

ExxonMobilの権益はPapua New Guineaで天然ガス掘削事業を展開するInterOil が所有していた。

ExxonMobilは2016年7月にInterOil を最大36億ドルで買収すると発表した。

2016/7/28 ExxonMobil、パプアニューギニアの天然ガス採掘業者を買収


ExxonMobilの幹部は2021年12月に、パプアニューギニアで同社が権益を保有する
P'nyangガス田と、Totalが進めるPapua LNG液化プロジェクトについて、今後10年で180億ドル以上の投資を予定していると明らかにした。Papua LNG 計画のあとに、P'nyangガス田を開発するとしている。



ーーーーーーーーーーー

前日以前のブログを続けてみる場合は、ページトップのタイトル(下の部分)をクリックしてください。


過去のデータは下記から利用できます。

ブログ バックナンバー目次

データベース

ブログ & データベース専用検索

Google
www.knak.jp を検索

COVID-19関連はここをクリック




コメントする

月別 アーカイブ