Venture Global LNG社のCalcasieu Pass LNGが2月中にも稼働する。ルイジアナ州のLake Charlesの南のCalcasieu Lake南岸にあり、年産能力は公称1000万トンで、最大1100万トンとされる。
同社は、「1月29日に最初のLNGを生産した」と発表している。
正式稼働すれば、米国で7番目の大規模LNG輸出基地になる。
同社はルイジアナ州Plaquemines Parishのミシシッピー川沿岸のPlaquemines LNGで年産2000万トンのプラントを建設中。
さらにPlaquemines LNGの近辺で年産2000万トンのDelta LNG を開発しているほか、2021年12月にCalcasieu Pass LNGに隣接して年産2000万トンのCP2 LNG計画を発表した。
すべてが完成すると、能力は年産7000万トンとなる。
立地 | 公称能力 | ||
Calcasieu Pass LNG | south of Lake Charles City | 10 MTPA | 2022/2稼働 |
CP2 LNG | 上記に隣接 | 20 MTPA | 2021/12 計画発表 |
Plaquemines LNG | Plaquemines Parish | 20 MTPA | 建設中 |
Delta LNG | 上記の近辺 | 20 MTPA | 開発中 |
合計 | 70 MTPA |
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同社のプラントは、1体 626千トンの液化プラントモデュールを外部で組み立て、テストを行い、現場に輸送して組み立てる。
今回稼働するCalcasieu Pass, LLCは、9つの区画に18のモデュールを設置している。(計算上は11.27 MTPAとなる)
同社は Shell、BP、Edison、Galp、Repsol、PGNiG、Sinopec、CNOOCとの間で供給契約を締結している。
2016年2月にShellと年間100万トン、20年間の契約を締結
2018年5月、BPと年間200万トン、20年間の契約を締結
2018年9月、Repsolと年間100万トン、20年間の契約を締結
2021年9月にポーランド石油・ガス(PGNiG)と契約(2018年の契約を修正)
Calcasieu Pass LNGから150万トン、Plaquemines LNGから400万トン、合計550万トン、各20年間。2021年11月にSinopecと年間400万トン、20年間の契約を締結、別途Sinopec子会社UNIPECが短期的に350万トンを購入する。
2021年12月にCNOOCと年間200万トン、20年間の契約を締結(Plaquemines LNGから)
他に、Calcasieu Pass LNGから短期間、150万トンのLNGを購入
2021/11/11 Sinopec、米企業と20年間のLNG売買契約に調印
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