バイデン大統領、短期間のつなぎ予算案にサイン

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バイデン大統領は2月18日、前回のつなぎ予算の期限切れの当日、3月11日までの短期のつなぎ予算案(Continuing Resolution )にサイン、政府機関の閉鎖を避けた。


本年度(2021年10月~2022年9月)の予算案は与野党で合意できず、議会はまず2021年
12月3日までのつなぎ予算を、更に、翌日で期限切れとなる12月2日 にこれを2022年2月18日まで延長する法案を賛成多数で可決した。

2021/12/4 米議会、つなぎ予算案を可決 

その後、本予算(2021年10月~2022年9月)成立に向け、与野党で協議を続けてきたが、あと少し時間がかかるため、短期のつなぎ予算を作成した。

まず下院が3月11日に賛成多数で可決した。

  共和党 民主党 合計 欠員
賛成 51 222 272
反対 161 1 162
合計 212 222 434 1

続いて上院が3月17日深夜、共和党からの19議員の賛成を得て、必要賛成票(60)を超える賛成多数で可決した。

  共和党 民主党 民主系
無所属
合計
賛成 19 44 2 65
反対 27 27
棄権 4 4 8
合計 50 48 2 100


本人や家族の病気などで欠席者が相次ぎ、一時は民主党内で可決できないのではとの懸念が出た。

しかし、与野党ともに秋の選挙を控え、かつ、コロナ問題やウクライナ問題でのロシアとの対立の時期に政府機関の閉鎖は政治的にダメージがあるとの判断が働いた。

与野党は今後、3月11日までに本予算を通す必要がある。

報道では、予算規模は1兆5,000億ドル程度で与野党間で合意しているとされているが、国防費と非国防費の割合や非国防費における個別分野の予算配分については各委員会などで調整する必要がある。
また、バイデン政権は新型コロナウイルス対策資金が払底してきているとして、本予算に追加で300億ドルを要求しているとされており、新たな調整事項も生じている。

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