これによりAGCの東南アジアにおける体制は次のようになる。
2社の統合 2021/3/22 AGC、インドネシア半島のクロル・アルカリ事業を統合再編
ベトナム 2013/11/11 旭硝子、ベトナムの塩ビ会社を買収
インドネシア 2013/8/16 旭硝子、インドネシアで苛性ソーダ、PVCの大増設
AGC は5月6日、事業統合新社のタイ2拠点(AGC Chemical Thailand と Vinythai)での生産能力増強を決定したと発表した。
苛性ソーダと塩化ビニル樹脂(PVC)は、上下水道などの都市インフラ整備や多様な工業製品に欠かせない素材であり、両製品の東南アジアにおける市場は、経済成長に伴う製造業やインフラ事業等の継続的な拡大を背景に、年4%程度の成長が見込まれている。この旺盛な需要に対応する。
環境負荷低減のため、エネルギー効率や生産効率を向上させた最新の環境対応技術を導入する。
投資総額は1,000億円以上を見込んでおり、同社グループとして過去最大の金額規模となる。稼働開始は2025年第1四半期の予定で、完成後の同社グループの東南アジアにおける能力は下記の通りとなる。
単位:千トン
NaOH VCM PVC AGC(Thai) →AGC Vinythai
350→570 (+220) Vinythai 370 400→800 (+400) 300→700 (+400) Vietnam 150 Asahimas 700 900 750 Total 1,420→1,640 (+220) 1,300→1,700 (+400) 1,200→1,600 (+400)
インドネシアのAsahimasは2022年3月にPVC200千トン増設を完了した。(550千トン→750千トン)
コメントする